2026年のドラフト会議は10月22日(木)に行われる。大学進学後に大きく球速を伸ばし、一気に上位候補に浮上したのが千葉商科大学の吉川凌平だ。高校時代の最速139キロから、大学で156キロまで17キロもスピードアップした。経歴と特徴、プロでの起用イメージを整理する。
プロフィール
吉川凌平は186cm・91kgの右投右打。千葉県の習志野高校から千葉商科大学に進んだ4年生だ。
習志野では3番手投手で、相次ぐ負傷で登板できない時期も長かったと伝えられている。千葉商科大には、2019年センバツ準優勝時の主軸だった習志野の先輩の勧めで進学した。
大学での急成長
大学では大きく成長し、3年秋のリーグ戦で最速156キロをマークした。同年12月には大学日本代表候補に選ばれ、強化合宿では打者5人を相手に被安打1と好投している。年明けの時点で、11球団のスカウトが視察に訪れたと報じられた。
武器は直球と多彩な変化球
最大の武器は最速156キロの直球だ。186cm・91kgの恵まれた体格から投げ込む直球は、質の良さも評価されている。カットボールやカーブなど、多彩な変化球を操れるのも魅力だ。
評価と課題
ドラフト・レポートの集計では、12球団すべてがリストアップしているとされる。ドラフトオフィスの年初のランキングでは全体14位に入っていた。
課題は、本格的に注目を集めたのが3年秋からという実績の短さだ。全国大会での実績が少ないため、各球団の評価は投球の質とポテンシャルをどう見るかにかかっている。
プロでの起用イメージ
150キロ台中盤の直球と多彩な変化球を持つ大型右腕は、先発候補として育成される可能性が高い。直球の威力を生かしたリリーフ起用であれば、早い段階で一軍の戦力になることも期待できる。
習志野の3番手から大学日本代表候補へ
吉川の歩みは、高校時代に目立った実績がなくても、大学で大きく成長できることを示している。習志野では3番手投手で、負傷で投げられない時期も長かった。それでも大学で体を鍛え、球速を17キロも伸ばして大学日本代表候補にまで上り詰めた。
こうした成長曲線を描いてきた投手は、プロ入り後もさらに伸びる可能性を秘めている。各球団が吉川の伸びしろをどう見るかが、指名順位を左右するポイントになる。
ドラフト当日の注目点
大学生右腕には鈴木泰成(青山学院大)、宮原廉(近畿大)などの有力候補がいる。吉川がその中でどの順位で指名されるかは、即戦力性よりもポテンシャルを重視する球団がどれだけあるかによって変わりそうだ。年明けに11球団が視察に訪れたという注目度が、最終的にどの順位に表れるかに注目したい。
まとめ
吉川凌平は、大学で17キロも球速を伸ばした成長株の右腕だ。最速156キロの直球と多彩な変化球は、プロのスカウトから高い評価を受けている。10月22日、上位で名前が呼ばれるかに注目したい。