コロナにより開幕が6月にずれ込んだ2020年のプロ野球。
開幕当初はシーズンを完走できるのか、途中で打ち止めにならないのか心配でしたが、無事レギュラーシーズンを終えることができました。
それでは2020年のパ・リーグのタイトルホルダーを振り返っていきます。
2020パ・リーグタイトルホルダーまとめ
打者
タイトル | 選手 | 成績 | 回数 |
---|---|---|---|
首位打者 | 吉田正尚(オ) | 打率.350 | 初 |
最多安打 | 柳田悠岐(ソ) | 146安打 | 初 |
最多本塁打 | 浅村栄斗(楽) | 32本塁打 | 初 |
最多打点 | 中田 翔(日) | 108打点 | 3 |
最高出塁率 | 近藤健介(日) | 出塁率.465 | 2 |
最多盗塁 | 周東佑京(ソ) | 50盗塁 | 初 |
首位打者はオリックスの吉田選手。吉田選手といえばフルスイングが魅力ですが、意外にもミート力が高く、三振数はパリーグ規定到達者で最小の29個でした。
最多安打はソフトバンクの柳田選手。柳田選手は首位打者2回を獲得していますが、最多安打は初。柳田選手は常にハイアベレージを残していますが、四球の多さやライバルである秋山選手がいたことなどもあり今までこのタイトルを獲得できずにいました。今後は最多安打の常連になりそうですね。
最多本塁打は楽天の浅村選手。今年は開幕序盤からホームランを量産し初のタイトルとなりました。
最多打点は中田選手。日本ハムは出塁率の高い西川選手や近藤選手が上位にいることもあり、得点圏で中田選手に打席が回ることが多くありました。
今回で3回目とパ・リーグ屈指のクラッチヒッターですね。今年はホームラン31本と本塁打王にもあと一歩でした。
最高出塁率は日本ハムの近藤選手。近藤選手は打率.340に四球が89個と素晴らしい成績でした。
最後に最多盗塁はソフトバンクの周東選手。昨シーズンは代走要員でしたが、今年はシーズン途中からレギュラーとして出場を続け、10月には福本豊が記録する11試合連続盗塁を更新する13試合連続盗塁で世界記録を樹立しました。今年は試合の少ないシーズンでしたが50盗塁と韋駄天ぶりを発揮しました。
投手
タイトル | 選手 | 成績 | 回数 |
---|---|---|---|
最優秀防御率 | 千賀滉大(ソ) | 防御率2.16 | 初 |
最高勝率 | 石川柊太(ソ) | 勝率.786 | 初 |
最多勝利 | 千賀滉大(ソ) | 11勝 | 初 |
最多勝利 | 涌井秀章(楽) | 11勝 | 4 |
最多勝利 | 石川柊太(ソ) | 11勝 | 初 |
最多セーブ | 増田達至(西) | 33セーブ | 初 |
最優秀中継ぎ | モイネロ(ソ) | 40HP | 初 |
最多奪三振 | 千賀滉大(ソ) | 149奪三振 | 2 |
最多奪三振 | 山本由伸(オ) | 149奪三振 | 初 |
最優秀防御率のタイトルはソフトバンクの千賀投手。終盤までオリックスの山本投手がトップでしたが、10月以降34イニング失点0と驚異の成績で山本投手を上回りタイトルを獲得しました。
最多勝は千賀投手、涌井投手、ソフトバンク石川投手の3人。
千賀投手と石川投手は初受賞、涌井投手は西武、ロッテに続き在籍3チーム目でも最多勝を獲得しました。
また、石川投手は11勝3敗で最多勝と並んで最高勝率も獲得しました。
最多セーブは西武の増田投手が初受賞。
31Sの森投手、30Sの益田投手と上位チームの守護神を制してのタイトルです。
最優秀中継ぎはソフトバンクのモイネロ投手が初受賞。
リーグ制覇のソフトバンクに欠かせない大車輪の活躍でした。
最多脱三振は防御率のタイトル争いをしたソフトバンクの千賀投手、オリックス山本投手が149奪三振とタイトルを分け合いました。