プロ野球 ロッテ

山口航輝、1986年落合博満以来40年ぶりの日本人30本塁打到達。ロッテ各年の日本人最多HRを振り返り

ロッテ・山口航輝が本塁打30号を放った。これは実に1986年の落合博満以来、40年ぶりとなるロッテの日本人選手による30本塁打到達。山口はその後も本塁打を重ね、最終的に38本塁打でシーズンを終えた。2005年以降の年度別データも合わせて、この30号、そして38本塁打がどれほどの快挙なのかを検証する。

1986年の落合博満以来、40年ぶりの大台

ロッテの日本人選手が30本塁打に到達したのは、実に1986年の落合博満(50本塁打)以来のことだ。落合はこの年を最後にロッテを離れ中日へ移籍しており、それ以降40年間、ロッテの生え抜き・日本人選手で30本塁打に到達した選手は一人もいなかった。山口航輝の30号は、まさに"平成・令和を通じて誰も超えられなかった壁"を、40年越しに打ち破った一撃ということになる。

ロッテ生え抜き・日本人選手にとっての「30本の壁」

1992年の千葉マリンスタジアム移転以降に限っても、ロッテの日本人選手によるシーズン最多本塁打は、1998年の初芝清が記録した25本が長らく球団の目安とされてきた。以後、堀幸一・福浦和也・大松尚逸・サブロー・井口資仁・井上晴哉といった顔ぶれが20本前後まで到達しながらも、30の大台には一人も届かなかった。

年度別・日本人選手最多本塁打(2005〜2026年)

年 選手 本塁打
2005 サブロー 14
2006 里崎智也 17
2007 里崎智也 14
2008 大松尚逸 24
2009 サブロー 22
2010 サブロー 19
2011 井口資仁 9
2012 井口資仁 11
2013 井口資仁 23
2014 井口資仁・今江敏晃 10
2015 清田育宏 15
2016 角中勝也 8
2017 鈴木大地 11
2018 井上晴哉 24
2019 井上晴哉 24
2020 井上晴哉 15
2021 荻野貴司 10
2022 山口航輝 16
2023 山口航輝 14
2024 岡大海 7
2025 山本大斗 11
2026 山口航輝 38

2025年までの21年間で日本人選手が20本を超えたのは、大松尚逸(24)・サブロー(22)・井口資仁(23)・井上晴哉(24、2度)のわずか4例。それも全て20本台前半〜半ばにとどまっており、30本という数字がいかに突出しているかが分かる。

2005年以降で歴代最多、1998年の球団記録も更新

山口の30号は、2005年以降で確認できる日本人選手の年間最多本塁打を大きく更新する数字で、最終的な38本はそれまでの最多(24本)を14本も上回った。さらに、マリン移転後の球団記録とされてきた1998年の初芝清の25本も上回っており、平成から令和にかけての約30年間で、ロッテの日本人選手が到達した本塁打数としては最大級の到達点と言える。

山口航輝という打者の歩み

山口は2022年に16本塁打で早くもチーム本塁打王(外国人選手を含めても最多)に輝くと、2023年も14本と結果を残した。2024年・2025年は出場機会や状態の波もあり本数を落としたが、2026年シーズンは5月以降に長打力を発揮し続け、ついに大台の30本へ到達。その後も10月の6試合で5本塁打を放つなど勢いは止まらず、113試合で38本塁打、81打点、OPS.931という成績でシーズンを終えた。本塁打王の栗原陵矢(ソフトバンク、40本)には2本及ばなかったが、タイトル争いにも最後まで加わった。里崎智也や本連載でも触れてきた歴代の主軸打者たちが届かなかった領域に、20代のうちに到達したことになる。

まとめ

1986年の落合博満以来40年間、ロッテの日本人選手が到達できなかった30本塁打。井口資仁や井上晴哉といった球団を代表する強打者たちですら20本台前半までに終わってきた中、山口航輝がこの40年の壁を打ち破り、最終的に38本塁打まで記録を伸ばした意義は計り知れない。ロッテの生え抜き打者として今後どのような歴史を築いていくのか、注目していきたい。
なぜここまで長打力が急増したのか、球種別・コース別のデータも交えて詳しく分析した記事も公開している。あわせてどうぞ。

【おすすめ】月額702円(税込)でパ・リーグの試合を見放題!!詳しくはこちら→ 楽天TV
DAZN

-プロ野球, ロッテ
-,

© 2026 スタジアム通信