今回はセ・リーグの7月の月間個人成績を振り返っていきたいと思います。
7月月間成績-野手
まずは野手の7月の個人成績。
こちらの表は40打席以上立った選手のOPS上位20人です。
OPSで見ていくとパワーヒッターが上位を独占しているのがわかりますね。
7月のセリーグのOPS1位は青木選手。
出塁率と長打率ともにリーグトップで、OPS1.100越えはセ・リーグ唯一の数字です。
今年で38歳になった青木選手ですが、全盛期と変わらない数字を残していますね。
青木選手といえばアベレージヒッターの印象ですが、7月は長打率が.671とパワーヒッターのような数字でした。
青木選手に次ぐOPSだったのが巨人の丸選手。
6月は打率.158と低調のスタートでしたが、7月に入って調子を上げていきました。
去年巨人にFAで移籍した丸選手ですが、今や巨人に欠かせない選手ですね。
新戦力で見ていくと、阪神のサンズ選手、ボーア選手の両助っ人が7月は大活躍でした。
開幕直後は不調だった両選手ですが、7月に入り日本人投手に慣れてきたみたいですね。
8月以降もこの二人が活躍できるかどうかで阪神の順位が決まってきそうです。
7月月間成績-投手
次に投手成績です。
こちらの表は15イニング以上投げた投手の中で防御率上位20選手をまとめたものです。
防御率トップは菅野投手。防御率は0.30と驚異的な数字で、30イニングで自責点は1点のみでした。
昨シーズンは怪我により規定投球回に到達できず思うようなピッチングができませんでしたが、今シーズンは完璧な投球が続いています。
7月は中日戦で2度の完封を上げるなどエースらしいピッチングでした。
防御率2位は中日の松葉投手。
昨シーズン途中にオリックスからのトレードで移籍した松葉投手ですが、昨シーズンは0勝と思うような結果が残せませんでした。
今シーズンは2軍スタートでしたが、7月に1軍に昇格すると初登板のDeNA戦で2シーズンぶりの勝利をあげるなど3登板で2勝の活躍でした。
防御率3位は中継ぎのエスコバー投手。
7月は14試合に登板し、ホールドが5つとチームの勝利に貢献しました。
今シーズンのDeNAは抑えの山崎投手やセットアッパーのパットン投手の失点が目立つ中、よく頑張っていましたね。
昨シーズンはリーグトップの74試合に登板したエスコバー投手ですが、今シーズンも鉄腕ぶりが健在です。