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川尻啓人(亜細亜大)がノーヒットノーラン達成|最速158キロのドラフト1位候補を徹底解説

ドラフト上位候補の亜細亜大学・川尻啓人(4年)が、10月13日に神宮球場で行われた東都大学野球秋季リーグ1部の国学院大戦でノーヒットノーランを達成した。11奪三振、120球の快投で、東都1部では2004年秋の山木正博(亜細亜大)以来22年ぶりの快挙となった。

2026年のドラフト会議は10月22日(木)に行われる。会議を9日後に控えて、最速158キロの大型右腕が強烈なアピールに成功した。この記事では、ノーヒットノーランの内容と、川尻の経歴、ドラフトでの評価を整理する。

東都1部22年ぶりのノーヒットノーラン

川尻は国学院大を相手に9回を投げ抜き、4-0で完封勝利を挙げた。許した走者は2四球と1死球の3人だけで、奪三振は11、投球数は120だった。

1回と2回は三者凡退。3回は先頭打者に四球を与えたが、後続を併殺に打ち取った。最大のピンチは5回で、四球と失策、犠打で1死二、三塁とされたが、空振り三振と二塁ライナーで切り抜けた。7回には3者連続三振を奪い、9回も3人で締めくくった。

試合序盤から最速158キロの直球で国学院大打線を封じたと報じられており、決め球のフォークも冴えた。試合後は、同じくドラフト候補の捕手・前嶋藍(4年)と喜びを分かち合った。国学院大の鳥山監督は「完璧にやられました」と脱帽した。

東都大学1部のノーヒットノーランは、リーグ11人目、12度目の記録。亜細亜大の投手としては山木以来2人目となる。亜細亜大はこの勝利で国学院大に先勝し、22年春以来9季ぶりのリーグ優勝に近づいた。

プロフィール

川尻啓人は2004年10月23日生まれ、富山市出身。189cm・94kgの右投左打の投手だ。富山県の高岡商業高校では3年夏に甲子園に出場し、亜細亜大学では2年春にリーグ戦デビューを果たした。目標とする投手には、ドジャースの山本由伸を挙げている。

大学では故障に苦しんだ時期もあったが、最終学年で一気に評価を高めた。全日本大学野球連盟がプロ志望届の提出者を更新した際、亜大から新たに提出した4人の一人として名前が挙がっている。

今春の投球

5月の国学院大戦では先発し、常時150キロを超える直球で最速153キロを計測した。5回2/3を投げて5安打2失点、7奪三振。本人は「変化球の組み合わせがよかった」と手応えを口にする一方、2本塁打を浴びたことを反省した。

この試合を視察した広島のスカウトは、直球の質と変化球を評価したと報じられている。春に本塁打を許した国学院大を相手に、秋にノーヒットノーランでやり返した形になった。

武器は最速158キロの剛速球

最大の武器は直球の速さだ。最速は158キロで、Full-Countは、横浜高の織田翔希の157キロを上回り「今ドラフト組でも最高峰」と伝えている。試合で常時150キロを超える直球を投げられる点は、大学生の中でも際立っている。189cmの長身から投げ下ろす角度も、打者にとって打ちにくい要素になる。

直球だけでなく、決め球のフォークも武器だ。速い直球と落ちる球の組み合わせは、プロでも三振を奪うための基本になる。ノーヒットノーランで11奪三振を記録したことは、この組み合わせが大学トップレベルの打者にも通用することを示している。

評価と課題

ドラフトオフィスの年初のランキングでは全体25位だったが、最終学年で評価を大きく上げた。今回のノーヒットノーランを受けて、高校野球ドットコムは「今秋ドラフトの1位候補」と報じ、Full-Countもドラフト1位の可能性に触れている。SNSでも「ドラフト1位濃厚」「一本釣りする球団あるかも」といった声が上がった。

課題として挙げられてきたのは、被本塁打と制球力だ。春の国学院大戦では2本塁打を浴びた。ただ、今回は120球で9回を投げ切り、四死球は3つ。完投できるスタミナと、要所での制球力を示したことで、課題の評価も変わる可能性がある。

プロでの起用イメージ

これまでは、直球の威力を生かしてリリーフから一軍デビューする形も考えられていた。しかし、9回を120球で投げ切った今回の投球は、先発として長いイニングを任せられる能力を示した。先発ローテーションの候補として育成する球団も出てくるだろう。

もちろん、158キロの直球とフォークを持つ投手は、勝ちパターンのリリーフとしても魅力的だ。先発と救援のどちらでも起用できる幅の広さは、指名する球団にとって大きな利点になる。

東都大学リーグで磨かれた実力

亜細亜大学が所属する東都大学リーグは、レベルの高さで知られる。毎年多くのプロ野球選手を輩出しており、そのリーグで22年ぶりのノーヒットノーランを達成したことは、川尻の実力の何よりの裏付けになる。

同じ亜細亜大からは、捕手の前嶋藍もドラフト候補として名前が挙がっている。ノーヒットノーランを演出したバッテリーが、そろってプロへの道を開けるかも注目点の一つだ。

ドラフト当日の注目点

大学生右腕には150キロ台の直球を持つ候補が多いが、川尻は最速158キロとノーヒットノーランという実績で、一歩抜け出した。会議直前の快投で、1位の入札候補に加える球団が出てくるかが最大の注目点になる。1位で単独指名されるのか、外れ1位で複数球団が重なるのか、あるいは2位まで残るのか。10月22日の指名順位が、今回の快投がどこまで評価を押し上げたかを示すことになる。

まとめ

川尻啓人は、最速158キロの直球とフォークを武器にする大型右腕だ。ドラフト会議の9日前に東都1部で22年ぶりのノーヒットノーランを達成し、評価をさらに高めた。10月22日、何位で名前が呼ばれるかに注目したい。

出典

・亜大の川尻がノーヒットノーラン 東都大学野球|時事ドットコム
・日刊スポーツ(Yahoo!ニュース)
・ドラフト直前にノーヒッター…「これは荒れる」|Full-Count
・亜細亜大の最速158キロ右腕がノーヒットノーラン達成!|高校野球ドットコム
・今秋ドラフト候補、亜大・川尻 常時150キロ超、最速153キロ|デイリースポーツ
・高校野球ドットコム

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