2026年のプロ野球ドラフト会議は10月22日(木)に行われる。各球団がどの選手を1位で指名するかは、チームの「穴」がどこにあるかで大きく変わる。主力の年齢が上がっているポジション、若手が育っていない世代、左投手や右打ちの野手といった偏り。そうした弱点を埋めることが、ドラフト戦略の出発点になる。
この記事では、12球団の支配下選手をポジション別・年齢別に整理し、投手は右投げ・左投げ、野手は右打ち・左打ちに分けた戦力表を作成した。そのうえで、今季の主力の成績も踏まえて、各球団の補強ポイントとドラフト戦略を分析する。
戦力表の見方
戦力表は、NPB公式サイトに掲載されている2026年シーズン終了時点の支配下選手をもとに作成した。すでに戦力外通告を受けた選手、現役引退や退団を発表した選手、シーズン中に他球団へ移籍した選手は除いている。育成選手は含まない。
- 年齢は2026年12月31日時点の満年齢
- 投手は投げる手で「右」「左」に分類
- 捕手は打席の左右を問わず1列にまとめた
- 内野手・外野手は打席で「右打」「左打」に分類。両打ちの選手は右打の列に「(両)」と記載
- ポジションはNPBの登録区分(投手・捕手・内野手・外野手)に従っている
- 表の最下段は、各列の人数
12球団の補強ポイント一覧
まずは、この記事で分析した12球団の補強ポイントをまとめておく。詳しい根拠は、球団ごとの項目で解説する。
| 球団 | 最優先の補強ポイント | 次点 |
|---|---|---|
| 阪神 | 即戦力の遊撃手 | 左の先発・救援の世代交代 |
| 巨人 | 長打力のある右打ち野手(三塁・外野) | 若手捕手・右の先発 |
| DeNA | 左腕(先発) | 捕手・右打ちの外野手 |
| 広島 | 二遊間の内野手 | 長打力のある外野手・先発 |
| ヤクルト | 長打力のある内野手 | 先発投手・左腕 |
| 中日 | 右打ちの強打者(外野) | 右の先発 |
| ソフトバンク | 右打ちの外野手 | 遊撃手・山川の後継 |
| 西武 | 長打力のある打者 | 遊撃手(源田の後継) |
| 日本ハム | 左の先発 | 左打ちの外野手 |
| オリックス | 左腕 | 一塁・DHの長距離砲・右打ちの外野手 |
| 楽天 | 左腕・救援投手 | 捕手・右打ちの外野手 |
| ロッテ | 右打ちの内野手(二遊間) | 先発投手 |
全体を見ると、セ・パともに「左腕不足」と「右打ちの野手不足」を抱える球団が多い。左投手が7人しかいないDeNA、オリックス、楽天は、左腕の補強が急務だ。一方で、ソフトバンクは外野の右打ちが1人だけ、DeNAとオリックス、楽天も3人と、右打ちの外野手が手薄な球団も目立つ。
セ・リーグ
阪神タイガース
| 年齢 | 投手(右) | 投手(左) | 捕手 | 内野(右打) | 内野(左打) | 外野(右打) | 外野(左打) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜20 | 今朝丸・早瀬 | ||||||
| 21 | 山田・百﨑 | 井坪 | |||||
| 22 | 茨木 | 門別 | 中川 | 谷端 | |||
| 23 | 神宮 | 町田・嶋村 | 立石 | 岡城 | 前川 | ||
| 24 | 下村・椎葉 | 佐野 | 髙寺 | ||||
| 25 | 工藤・木下・能登・石黒・津田 | 及川・富田 | 藤田 | 福島 | |||
| 26 | 伊原 | 小幡 | 森下・濱田 | ||||
| 27 | 早川・岡留・湯浅 | 桐敷 | 佐藤 | ||||
| 28 | 才木・村上・ラグズデール | 榮枝 | 元山 | 小野寺・ガルシア | |||
| 29 | 石井 | ディベイニー | 豊田 | ||||
| 30 | モレッタ | 伊藤・ルーカス | 植田 | 中野 | 島田 | ||
| 31 | 大竹・髙橋 | 熊谷 | |||||
| 32 | 畠 | セベリーノ | 長坂 | 大山 | 木浪 | 近本 | |
| 33 | 坂本 | ||||||
| 34 | 糸原 | ||||||
| 35〜 | ドリス | 岩崎 | 梅野・伏見 | ||||
| 人数 | 21 | 11 | 9 | 9 | 7 | 7 | 4 |
リーグ連覇を果たした阪神は、先発投手が充実している。村上頌樹(28歳)が防御率1.85、才木浩人(28歳)が防御率2.51と右の柱が健在で、左の高橋遥人(31歳)は16勝で最多勝を獲得した。ただし、左の先発は高橋、大竹耕太郎、伊藤将司がいずれも30歳以上。救援も岩崎優(35歳以上)、ドリス(35歳以上)と、ベテランが勝ちパターンを支えている。工藤泰成(25歳)が防御率1.05と台頭したとはいえ、投手陣の世代交代は今後の課題になる。
野手で最も手薄なのは遊撃手だ。今季、遊撃で最も多く出場したのは熊谷敬宥の54試合で、元山飛優が48試合、小幡竜平が38試合と、レギュラーを固定できなかった。熊谷はOPS.485、元山は.577と打撃でも物足りない。三冠王の佐藤輝明(27歳)、大山悠輔、中野拓夢、森下翔太、近本光司と主力打者がそろう中で、遊撃だけが明確な弱点になっている。
捕手は9人と人数が多いが、正捕手の坂本誠志郎が33歳、梅野隆太郎と伏見寅威は35歳以上。若手の捕手は20代前半に複数いるため、捕手の指名は優先度が下がる。
ドラフト戦略:即戦力の遊撃手が最優先。次いで、高橋・大竹の後継となる左の先発候補、救援の世代交代を見据えた投手の補強が考えられる。
今年の候補で、1年目から遊撃のレギュラーを争える大学生・社会人の内野手は多くない。そのため、上位では投手を優先し、遊撃手は中位以降で指名する可能性もある。左の先発候補としては、全日本大学選手権でMVPに輝いた米沢友翔(関西大)や、慶應大のエース渡辺和大らが当てはまる。
読売ジャイアンツ
| 年齢 | 投手(右) | 投手(左) | 捕手 | 内野(右打) | 内野(左打) | 外野(右打) | 外野(左打) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜20 | 石塚・藤井 | ||||||
| 21 | |||||||
| 22 | 平山 | 宇都宮 | ティマ・浅野・笹原 | 三塚 | |||
| 23 | 田和 | 代木・山城 | 皆川 | ||||
| 24 | 西舘 | 竹丸・宮原 | 浦田・荒巻 | 中山 | |||
| 25 | 堀田 | 井上 | 山瀬 | 小濱 | 門脇 | ||
| 26 | 戸郷・ルシアーノ | 北浦・横川 | 湯浅・増田陸 | 知念 | |||
| 27 | 大勢・赤星・マタ・田中瑛斗 | 又木 | リチャード | 泉口 | 鈴木 | 佐々木 | |
| 28 | 山﨑・平内 | 石川 | |||||
| 29 | ウィットリー・泉 | 森田・小笠原 | キャベッジ | ||||
| 30 | ハワード・船迫・マルティネス | 岸田 | |||||
| 31 | ダルベック | 吉川 | |||||
| 32 | 中川 | ||||||
| 33 | バルドナード | 大城 | 増田大輝 | 松本 | |||
| 34 | 高梨 | 甲斐 | |||||
| 35〜 | 田中将大・則本 | 小林 | 坂本 | 丸 | |||
| 人数 | 18 | 14 | 5 | 10 | 6 | 5 | 7 |
2位に終わった巨人は、投手陣の左右のバランスが12球団で最も良い。左投手が14人在籍し、井上温大(25歳)が防御率2.02、ルーキーの竹丸和幸(24歳)が11勝と、若い左腕が先発の柱に育った。救援も最多セーブのマルティネス、最優秀中継ぎの田中瑛斗に、大勢、船迫大雅、堀田賢慎(防御率1.13)と充実している。右の先発は戸郷翔征(26歳)、西舘勇陽(24歳)が中心だが、田中将大と則本昂大が35歳以上のため、右の先発の層は厚くしておきたい。
課題は明確に打線だ。チームとして得点力不足に苦しんだ今季、一塁のダルベック(25本塁打)以外に長打を期待できる右打者が少ない。三塁は門脇誠が50試合、坂本勇人が44試合と固定できず、坂本は打率.175に終わった。外野も松本剛(33歳、OPS.661)、佐々木俊輔、キャベッジと、長打力のある外野手がいない。来季からセ・リーグでも指名打者制が導入されるため、長打力のある打者の必要性はさらに高まる。
捕手は大城卓三(33歳)、甲斐拓也(34歳)、小林誠司(35歳以上)とベテランが中心で、20代前半の捕手が1人もいない。25歳の山瀬慎之助、30歳の岸田行倫の下の世代が空白になっている。
ドラフト戦略:三塁や外野を守れる右打ちの強打者が最優先。若手捕手と、右の先発候補も補強ポイントになる。
右打ちの外野手では、打球速度と俊足を兼ね備えた藤澤涼介(東京ガス)、関西六大学史上初の1試合3本塁打を放った春山陽登(大阪商業大)が候補になる。捕手では「アマチュア球界No.1捕手」と評される渡部海(青山学院大)が最上位の存在だ。
横浜DeNAベイスターズ
| 年齢 | 投手(右) | 投手(左) | 捕手 | 内野(右打) | 内野(左打) | 外野(右打) | 外野(左打) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜20 | 田内 | 高見澤 | |||||
| 21 | 武田 | ||||||
| 22 | 松尾 | 宮下 | |||||
| 23 | 島田・深沢 | 井上 | 小田 | ||||
| 24 | 篠木・坂口・石田裕太郎・マルセリーノ | 古市 | 加藤 | 森 | 度会 | ||
| 25 | 松本 | 庄司 | 成瀬 | 石上 | |||
| 26 | 若松・宮城 | 林 | 勝又 | ||||
| 27 | 竹田・尾形・中川 | 三森 | 梶原 | ||||
| 28 | 伊勢・入江・吉野・浜地・レイノルズ | 片山・岩田 | 九鬼 | 牧 | |||
| 29 | 坂本 | 蝦名・エンカーナシオン | |||||
| 30 | |||||||
| 31 | ビド・平良・馬場 | 東 | 関根 | ||||
| 32 | ルイーズ | 京田 | ヒュンメル | 佐野・神里 | |||
| 33 | 石田健大 | 柴田 | |||||
| 34 | 山﨑 | ||||||
| 35〜 | 森原 | 戸柱 | 宮﨑 | 筒香 | |||
| 人数 | 23 | 7 | 4 | 7 | 9 | 3 | 6 |
CSファーストステージを突破したDeNAの最大の課題は、左投手の少なさだ。左投手は7人しかおらず、今季の投球回に占める左投手の割合は約23%にとどまった。先発で規定投球回に届いた左腕はエースの東克樹(31歳、12勝)だけで、東の次の左の先発が育っていない。右投手は23人と多く、石田裕太郎(24歳)、篠木健太郎(24歳)、深沢鳳介(23歳)ら若手も台頭しているだけに、左右のバランスの悪さが目立つ。
捕手は戦力外となった選手が多く、支配下の捕手は松尾汐恩(22歳)、古市尊(24歳)、九鬼隆平(28歳)、戸柱恭孝(35歳以上)の4人だけになった。正捕手に成長しつつある松尾を支える捕手の層は、ドラフトで厚くしておきたい。
野手は、内野の主力が二塁の牧秀悟(28歳、30本塁打)を除いて高齢化している。三塁の宮﨑敏郎、一塁と三塁を守った筒香嘉智はともに35歳以上。遊撃は宮下朝陽(22歳)が台頭したが、9月に負傷している。外野は右打ちが蝦名達夫、エンカーナシオン、ヒュンメルの3人だけで、左打ちの度会隆輝、勝又温史、梶原昂希らが中心になっている。
ドラフト戦略:先発を任せられる左腕が最優先。捕手の補強と、宮﨑・筒香の後を担う右打ちの長距離打者もほしい。
左腕の候補には、米沢友翔(関西大)、渡辺和大(慶應大)、有馬伽久(立命館大)、星野世那(大阪商業大)と大学生がそろい、社会人では最速151キロの樋口新(王子)もいる。捕手では渡部海(青山学院大)のほか、強肩の前嶋藍(亜細亜大)、首位打者の西野啓也(立命館大)が候補になる。
広島東洋カープ
| 年齢 | 投手(右) | 投手(左) | 捕手 | 内野(右打) | 内野(左打) | 外野(右打) | 外野(左打) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜20 | 菊地 | 西川 | |||||
| 21 | 仲田 | ||||||
| 22 | 髙木快大・斉藤・日髙 | 辻 | 清水 | 内田 | 平川 | ||
| 23 | 齊藤・工藤・赤木 | 髙木翔斗 | 勝田 | ||||
| 24 | 岡本 | 佐藤柳之介 | 佐々木・渡邉・二俣 | ||||
| 25 | 常廣・杉田 | 髙・滝田・玉村 | 持丸 | 佐藤啓介 | |||
| 26 | 辰見 | 林 | 久保・名原 | 中村貴浩 | |||
| 27 | 松本・遠藤 | 黒原 | 中村奨成 | ||||
| 28 | 益田・ターノック・アドゥワ | 森浦・森・高橋・長谷部 | 坂倉・石原 | モンテロ | ファビアン | ||
| 29 | 森下・鈴木 | 塹江 | |||||
| 30 | 栗林・島内 | 末包 | 大盛 | ||||
| 31 | ケムナ | 床田 | |||||
| 32 | ハーン | ||||||
| 33 | 野間 | ||||||
| 34 | 中﨑 | ||||||
| 35〜 | 大瀬良 | 會澤 | 堂林・菊池 | 秋山 | |||
| 人数 | 22 | 13 | 6 | 9 | 4 | 6 | 4 |
4位に終わった広島は、内野の二遊間に大きな穴が空いた。小園海斗、矢野雅哉、前川誠太、田村俊介が戦力外となり、今季遊撃で出場した選手の多くがチームを去る。残る遊撃の候補は勝田成(23歳、OPS.515)らで、経験が浅い。二塁の菊池涼介も36歳と、二遊間の世代交代は待ったなしだ。内野の左打ちは4人しかいない。
打線全体の長打力不足も深刻だ。外野で最も出場した大盛穂はOPS.585、ファビアンは16本塁打を放ったがOPS.695にとどまった。坂倉将吾が一塁と三塁を守り、捕手は持丸泰輝(25歳)が99試合でマスクをかぶったが、打率.183と打撃面では課題を残した。
投手は左投手が13人と多く、森浦大輔(27セーブ)、高太一、ハーンの左の救援陣は充実している。先発は床田寛樹(31歳)、森下暢仁(29歳)、栗林良吏(30歳)が中心だが、床田と森下には他球団の獲得調査も報じられており、先発の層を厚くしておく必要がある。
ドラフト戦略:即戦力の二遊間の内野手が最優先。長打力のある外野手、先発投手の補強も必要になる。
二遊間で即戦力となる候補は限られるため、上位で内野手を確保できるかがドラフトの焦点になる。外野の長打力を補うなら、春山陽登(大阪商業大)や、高校通算24本塁打と俊足を兼ね備えた牟禮翔(九州国際大付)が候補に挙がる。
東京ヤクルトスワローズ
| 年齢 | 投手(右) | 投手(左) | 捕手 | 内野(右打) | 内野(左打) | 外野(右打) | 外野(左打) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜20 | 鈴木蓮吾 | 鈴木叶 | 田中 | モイセエフ | |||
| 21 | |||||||
| 22 | 坂本 | 松川 | 西村 | ||||
| 23 | 中村優斗・山崎 | 松下 | |||||
| 24 | 矢野 | 内山・石井・伊藤 | |||||
| 25 | 西舘・奥川・廣澤 | 石原 | 長岡・武岡 | ||||
| 26 | 下川 | 荘司・増居 | 橋本 | 赤羽・北村 | モンテル | 澤井 | |
| 27 | 松本健吾・大道・飯田・阪口 | 山野 | 並木・増田 | 丸山和郁 | |||
| 28 | 木澤・吉村・小澤・丸山翔大 | 古賀 | |||||
| 29 | 大西・ウォルターズ | 高橋 | 岩田 | ||||
| 30 | 清水 | ||||||
| 31 | リランソ | キハダ | 宮本 | ||||
| 32 | 星・拓也 | 茂木 | |||||
| 33 | 松本直樹・柿沼 | 塩見 | |||||
| 34 | 山田・オスナ | サンタナ | |||||
| 35〜 | 石山・小川・高梨 | 中村悠平 | |||||
| 人数 | 23 | 8 | 7 | 8 | 6 | 5 | 5 |
5位に終わったヤクルトは、内野の長打力不足が深刻だ。一塁のオスナ(34歳)はOPS.634、三塁の武岡龍世はOPS.614、二塁の内山壮真はOPS.651、遊撃の長岡秀樹はOPS.665と、内野の主力にOPS.700を超える打者がいない。山田哲人も34歳となり、内野の中軸を担える長距離打者の獲得が急務だ。外野ではサンタナ(34歳、OPS.815)が打線を支えたが、年齢的に後継者が必要になる。
投手陣は、先発の防御率が全体的に高い。山野太一(27歳、防御率2.33)と奥川恭伸(25歳、防御率2.88)は安定していたが、吉村貢司郎は防御率4.84、松本健吾は4.14、高橋奎二は4.33。小川泰弘と高梨裕稔は35歳以上だ。左投手は8人で、抑えのキハダも防御率3.86と安定感を欠いた。
捕手は古賀優大(28歳)が正捕手としてチームを支え、20歳の鈴木叶も42試合に出場した。中村悠平が35歳以上となる中で、若手の捕手は育ちつつある。
ドラフト戦略:一塁・三塁を任せられる長打力のある内野手が最優先。先発投手と左腕の補強も欠かせない。
投手の補強では、大学生の本格派右腕が多い今年の候補が合う。最速154キロの宮原廉(近畿大)、最速156キロの吉川凌平(千葉商科大)、常時150キロを超える川尻啓人(亜細亜大)らが候補になる。
中日ドラゴンズ
| 年齢 | 投手(右) | 投手(左) | 捕手 | 内野(右打) | 内野(左打) | 外野(右打) | 外野(左打) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜20 | 有馬 | 高橋幸佑 | 森駿太 | 能戸 | |||
| 21 | 篠﨑 | 福田 | |||||
| 22 | |||||||
| 23 | 中西・櫻井・松木平 | 金丸 | 味谷 | 新保 | 花田 | ||
| 24 | 髙橋 | 吉田 | ロドリゲス | 土田 | 岡林 | ||
| 25 | 草加・仲地 | 石川 | 村松 | ||||
| 26 | 根尾・伊藤・松山 | 石伊・石橋 | 田中 | ||||
| 27 | 梅野・清水 | 牧野 | 福元・鵜飼 | ||||
| 28 | 藤嶋・森博人 | 橋本・近藤 | 樋口 | 細川 | |||
| 29 | 勝野・メヒア | マラー | |||||
| 30 | 宮内 | 齋藤 | 福永 | ||||
| 31 | アブレウ | 上林 | |||||
| 32 | 柳 | 高橋周平・板山 | |||||
| 33 | 宇佐見 | サノー・山本 | ボスラー・川越 | ||||
| 34 | 杉浦 | 加藤 | カリステ | ||||
| 35〜 | 涌井 | 大野・松葉 | 木下 | 阿部 | 大島 | ||
| 人数 | 22 | 11 | 6 | 8 | 7 | 4 | 6 |
最下位に沈んだ中日は、投手陣はリーグ屈指だった。金丸夢斗(23歳)、柳裕也(防御率2.34)、大野雄大、高橋宏斗、マラーと、先発5人がいずれも防御率2点台。救援も松山晋也が31セーブを挙げ、左の吉田聖弥、齋藤綱記が勝ちパターンを支えた。ただし大野は35歳以上、涌井秀章も35歳以上で、柳も32歳。右の先発は高橋宏斗の下の世代が手薄だ。
課題は得点力だ。外野は細川成也(28歳)が25本塁打を放ったが、岡林勇希はOPS.592と苦しんだ。外野の右打ちは細川を含めて4人だけで、細川に続く右の強打者がいない。一塁のサノー(33歳)は23本塁打を放ったが、打率は.220。二塁は田中幹也と福永裕基、三塁は石川昂弥、遊撃は村松開人がレギュラーとして出場したが、長打力では物足りない。
年齢層では、22歳の選手が1人もいない点も気になる。高卒4年目、大卒1年目にあたる世代の空白は、数年後の戦力に影響する。
ドラフト戦略:外野を守れる右打ちの強打者が最優先。右の先発投手と、空白の世代を埋める若手の指名も必要になる。
右打ちの外野手では、藤澤涼介(東京ガス)と春山陽登(大阪商業大)が即戦力の候補になる。高校生では牟禮翔(九州国際大付)が、長打力と走力を兼ね備えた素材として名前が挙がる。右の先発では、高校生No.1右腕と評される織田翔希(横浜高)が最上位の評価を受けている。
パ・リーグ
福岡ソフトバンクホークス
| 年齢 | 投手(右) | 投手(左) | 捕手 | 内野(右打) | 内野(左打) | 外野(右打) | 外野(左打) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜20 | 村上 | 宇野 | 石見 | ||||
| 21 | 張・藤原 | 前田悠伍 | 藤田 | ||||
| 22 | 稲川・北斗 | アルメンタ・大野 | イヒネ | ||||
| 23 | 鈴木・相良・岩崎・小林 | 木村大成 | |||||
| 24 | 安德・大山 | 庄子・秋広 | 笹川 | ||||
| 25 | 岩井・ロドリゲス | 松本晴 | 石塚 | 廣瀨・髙橋 | |||
| 26 | 徐・木村光 | 前田純 | 渡邉 | ||||
| 27 | スチュワート・ジュニア・ラトリッジ・大津・大竹 | 正木 | 川村・山本恵大 | ||||
| 28 | 津森 | 山本祐大 | ダウンズ | 緒方 | |||
| 29 | 杉山・伊藤 | 大関 | 谷川原・海野 | 川瀬 | 柳町 | ||
| 30 | 藤井・上茶谷・松本裕樹 | 中村・ヘルナンデス | 野村 | 栗原 | 周東 | ||
| 31 | オスナ | モイネロ | |||||
| 32 | 上沢 | ||||||
| 33 | 近藤 | ||||||
| 34 | 牧原 | ||||||
| 35〜 | 東浜 | 嶺井 | 山川・今宮 | 柳田 | |||
| 人数 | 28 | 10 | 7 | 7 | 7 | 1 | 8 |
リーグ優勝を果たしたソフトバンクは、投手陣の層が12球団で最も厚い。右投手28人、左投手10人を抱え、前田悠伍(21歳)が12勝1敗、松本晴(25歳)が12勝3敗と、若い左腕が先発で結果を残した。救援も最多セーブの杉山一樹、松本裕樹、津森宥紀、ヘルナンデスと充実している。
一方で、野手には偏りがある。外野の右打ちは正木智也(27歳)の1人だけ。近藤健介、周東佑京、柳町達、柳田悠岐と外野の主力は左打ちばかりだ。正木は一塁で68試合に出場しており、外野の右打ちは事実上不在に近い。
内野は、栗原陵矢(30歳)が40本塁打で本塁打王、牧原大成が打率.300を残したが、遊撃は庄子雄大(24歳、OPS.604)が81試合に出場と、固定しきれていない。今宮健太と山川穂高は35歳以上で、山川は打率.178に終わった。
ドラフト戦略:右打ちの外野手が最優先。遊撃手と、山川の後継となる右の長距離打者の補強もポイントになる。
右打ちの外野手の候補には、社会人の藤澤涼介(東京ガス)、大学生の春山陽登(大阪商業大)、高校生の牟禮翔(九州国際大付)がいる。投手陣に余裕がある分、上位から野手を指名する戦略も考えられる。
埼玉西武ライオンズ
| 年齢 | 投手(右) | 投手(左) | 捕手 | 内野(右打) | 内野(左打) | 外野(右打) | 外野(左打) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜20 | 成田・狩生・篠原 | 冨士 | 龍山 | 齋藤 | 横田 | ||
| 21 | 杉山 | ||||||
| 22 | 山田・黒田 | 古川 | |||||
| 23 | 堀越・豆田 | 岩城・羽田・菅井・佐藤爽 | 小島 | 滝澤 | 秋山 | ||
| 24 | 山村・佐藤太陽 | 渡部・林冠臣・長谷川 | 仲三・川田 | ||||
| 25 | 上田 | 武内 | 牧野 | 村田 | |||
| 26 | 渡邉・青山 | 佐藤隼輔 | 是澤 | カナリオ | 蛭間 | ||
| 27 | 平良 | 隅田・浜屋 | 古賀 | 仲田 | 髙松 | 茶野・西川 | |
| 28 | 糸川 | 児玉 | 若林 | ||||
| 29 | 髙橋 | 柘植 | ネビン | 平沢 | 林安可 | ||
| 30 | 松本・甲斐野 | 岸 | |||||
| 31 | 與座・ワイナンス・中村祐太 | ||||||
| 32 | ウィンゲンター・黒木・E.ラミレス | 石井 | |||||
| 33 | 源田 | 桑原 | |||||
| 34 | 森脇 | 外崎 | |||||
| 35〜 | 炭谷 | 中村剛也 | |||||
| 人数 | 22 | 10 | 7 | 7 | 8 | 8 | 7 |
2位に入った西武は、先発投手陣が若く充実している。隅田知一郎(27歳)が防御率2.27、平良海馬(27歳)が防御率1.36で最優秀防御率、武内夏暉(25歳)が11勝、高橋光成(29歳)が防御率2.54。救援も甲斐野央が23セーブを挙げ、20歳以下の篠原響が31ホールドと台頭した。左投手も10人と、投手陣の不安は少ない。
課題は打線だ。CSファーストステージでは3試合で4得点と打線が沈黙した。外野はカナリオが16本塁打を放ったが、西川愛也はOPS.574、岸潤一郎はOPS.592。一塁のネビン(21本塁打)、長谷川信哉(OPS.801)以外に長打を期待できる打者が少ない。
内野では、遊撃の源田壮亮(33歳)がOPS.570と打撃面で衰えを見せた。外崎修汰は34歳、中村剛也は35歳以上。二塁の滝澤夏央、三塁の渡部聖弥は若いが、遊撃の後継者は決まっていない。
ドラフト戦略:長打力のある打者が最優先。源田の後継となる遊撃手の補強も急がれる。
長打力のある打者では、リーグ通算10本塁打の春山陽登(大阪商業大)、打球速度150キロ超の藤澤涼介(東京ガス)が候補になる。投手陣が若く充実しているだけに、上位から野手を指名する価値は高い。
北海道日本ハムファイターズ
| 年齢 | 投手(右) | 投手(左) | 捕手 | 内野(右打) | 内野(左打) | 外野(右打) | 外野(左打) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜20 | 柴田・清水大暉 | 藤田 | 藤森 | 半田 | |||
| 21 | 孫 | 明瀬 | |||||
| 22 | 達 | 常谷 | |||||
| 23 | 大川・福島・畔柳・柳川 | 有薗 | 阪口・大塚 | エドポロ | |||
| 24 | 浅利・山城 | 細野 | 進藤 | 山縣 | 細川 | ||
| 25 | 吉田 | 宮崎・水谷 | |||||
| 26 | 金村・古林・山本・松岡・清宮虎多朗 | 矢澤 | 田宮 | 野村・奈良間 | 水野 | 万波 | |
| 27 | 北山・ラオ・菊地 | カストロ | 清宮幸太郎 | ||||
| 28 | 河野・堀 | 梅林 | 五十幡 | ||||
| 29 | 伊藤 | 郡司・リン | 上川畑 | 今川 | |||
| 30 | マルティネス・清水優心 | 淺間 | |||||
| 31 | 生田目・齋藤 | レイエス | |||||
| 32 | 田中・池田 | 上原 | |||||
| 33 | 島本 | ||||||
| 34 | 玉井・有原 | 加藤・山﨑 | 西川 | ||||
| 35〜 | 福谷 | 宮西 | |||||
| 人数 | 26 | 10 | 9 | 7 | 7 | 6 | 3 |
3位からCSファイナルステージに進んだ日本ハムは、右の先発が充実している。北山亘基(27歳)が13勝で最多勝、達孝太(22歳)も先発に定着し、エースの伊藤大海もいる。救援は柳川大晟(23歳)が30セーブを挙げた。
課題は左の先発だ。12勝を挙げた加藤貴之、山﨑福也はともに34歳。若い左腕は細野晴希(24歳)、矢澤宏太(26歳)らに限られる。救援の左腕も島本浩也(33歳)、上原健太(32歳)、宮西尚生(35歳以上)とベテランが多い。
野手は、捕手が9人と豊富で、田宮裕涼(26歳)、進藤勇也(24歳)が出場機会を分け合った。内野は清宮幸太郎(23本塁打)、水野達稀(OPS.783)、奈良間大己、外野は万波中正(21本塁打)、首位打者のレイエスと主力がそろう。ただ、外野の左打ちは五十幡亮汰、淺間大基、西川遥輝の3人だけで、いずれも28歳以上と若手がいない。
ドラフト戦略:加藤・山﨑の後継となる左の先発が最優先。左打ちの外野手も補強ポイントになる。
左の先発候補には、米沢友翔(関西大)、渡辺和大(慶應大)、有馬伽久(立命館大)、星野世那(大阪商業大)、常深颯大(大阪経済大)と、今年は大学生の左腕が豊富だ。社会人では樋口新(王子)、左打ちの外野手では柴崎聖人(王子)が候補になる。
オリックス・バファローズ
| 年齢 | 投手(右) | 投手(左) | 捕手 | 内野(右打) | 内野(左打) | 外野(右打) | 外野(左打) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜20 | 藤川・森陽樹・山口・陳 | 佐藤龍月 | 窪田 | ||||
| 21 | 宮國 | 東松 | 堀 | 横山聖哉 | |||
| 22 | 齋藤 | 内藤 | |||||
| 23 | 髙谷 | 池田 | |||||
| 24 | 山下・寺西・片山・川瀬 | 紅林 | 麦谷・来田 | ||||
| 25 | 吉田 | 宮城・佐藤一磨 | 太田 | ||||
| 26 | 椋木・東山・入山・才木・権田 | 曽谷 | 山中 | 宜保 | 杉澤 | ||
| 27 | 東・古田島・本田・髙島 | 福永 | 野口 | 渡部 | |||
| 28 | エスピノーザ・山﨑 | シーモア | |||||
| 29 | 横山楓・博志・ジェリー | 富山 | 廣岡 | 平沼 | |||
| 30 | 田嶋 | 中川 | 宗 | ||||
| 31 | 山岡 | 若月・森友哉・石川 | |||||
| 32 | 西川 | ||||||
| 33 | マチャド | 大城 | |||||
| 34 | |||||||
| 35〜 | 九里・岩嵜 | 杉本 | |||||
| 人数 | 30 | 7 | 6 | 6 | 5 | 3 | 6 |
4位に終わったオリックスは、12球団で最も左腕が不足している。左投手は7人で、今季の投球回に占める左投手の割合は約16%と12球団で最も低かった。先発ローテーションで規定投球回に達したのは九里亜蓮(35歳以上)、エスピノーザの右腕2人で、左の先発は曽谷龍平(26歳、5勝)にとどまった。宮城大弥は今季3試合の登板に終わっている。救援はマチャドが35セーブ、椋木蓮が33ホールドと右腕が中心だ。
野手は、遊撃の紅林弘太郎(24歳、18本塁打)、二塁の太田椋(25歳)と二遊間は若く充実している。一方で、一塁は頓宮裕真が戦力外となり、山中稜真、シーモアらが守ったが、長打力不足が否めない。外野の右打ちは杉本裕太郎(35歳以上)ら3人だけで、中川圭太、西川龍馬らが外野を守った。
ドラフト戦略:先発を任せられる左腕が最優先。一塁・指名打者を任せられる長距離打者、右打ちの外野手も補強ポイントになる。
左腕の候補は、米沢友翔(関西大)、渡辺和大(慶應大)、有馬伽久(立命館大)らの大学生に加え、社会人の樋口新(王子)もいる。長距離打者では春山陽登(大阪商業大)、右打ちの外野手では藤澤涼介(東京ガス)が候補になる。
東北楽天ゴールデンイーグルス
| 年齢 | 投手(右) | 投手(左) | 捕手 | 内野(右打) | 内野(左打) | 外野(右打) | 外野(左打) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜20 | 大内 | 伊藤大晟 | 大栄 | ||||
| 21 | 坂井 | ワォーターズ・青野 | 陽 | ||||
| 22 | 古賀 | 金子 | |||||
| 23 | 藤原・伊藤樹 | 泰 | 繁永・小森 | 宗山 | 吉野 | 阪上 | |
| 24 | 中込・内 | 入江 | 吉納 | ||||
| 25 | 古謝 | 黒川 | 中島・武藤 | ||||
| 26 | 荘司・田中千晴・渡辺・江原 | YG安田 | |||||
| 27 | コントレラス・九谷・西垣 | 石原 | |||||
| 28 | 藤平 | 早川 | 平良 | マッカスカー・佐藤 | |||
| 29 | 津留﨑・柴田 | 堀内 | 村林 | 渡邊 | |||
| 30 | 西口 | 藤井・鈴木翔天 | 太田 | 伊藤裕季也 | 辰己・小郷 | ||
| 31 | マルテ | 小深田 | |||||
| 32 | 瀧中 | ||||||
| 33 | |||||||
| 34 | 宋 | 田中貴也 | |||||
| 35〜 | 岸・前田・ウレーニャ・加治屋 | 伊藤光 | 浅村・ボイト | 鈴木大地 | |||
| 人数 | 24 | 7 | 7 | 11 | 6 | 3 | 6 |
楽天も左投手が7人と少ない。先発の左腕は早川隆久(28歳)、古謝樹(25歳)が中心で、救援の左腕の鈴木翔天は防御率6.04と苦しんだ。救援は全体的に不安定で、抑えの藤平尚真(30セーブ)以外に防御率6点台の投手が複数いた。先発も前田健太、岸孝之が35歳以上で、若い先発の台頭が必要だ。
捕手は太田光(30歳)が100試合に出場したが、OPS.520と打撃面で課題を残した。堀内謙伍、伊藤光(35歳以上)を含め、打てる捕手がいない。
野手では、遊撃の宗山塁(23歳、OPS.795)が中心選手に成長した。内野の右打ちは11人と多いが、浅村栄斗が35歳以上となり、内野の長距離打者は不足している。外野は辰己涼介、中島大輔、小郷裕哉と左打ちが中心で、右打ちはマッカスカー(24本塁打)、佐藤直樹、吉野創士の3人だけだ。
ドラフト戦略:左腕と救援投手が最優先。捕手と右打ちの外野手も補強が必要だ。
左腕の候補は大学生に多く、救援で起用するなら即戦力の社会人左腕、樋口新(王子)も選択肢になる。捕手では渡部海(青山学院大)、西野啓也(立命館大)、前嶋藍(亜細亜大)と大学生に候補がそろう。
千葉ロッテマリーンズ
| 年齢 | 投手(右) | 投手(左) | 捕手 | 内野(右打) | 内野(左打) | 外野(右打) | 外野(左打) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 〜20 | 石垣・坂井 | 奥村 | 岡村 | 櫻井 | |||
| 21 | 木村・早坂・髙橋 | 吉川 | 寺地 | ||||
| 22 | 田中 | ||||||
| 23 | 毛利 | 松川 | 西川 | ||||
| 24 | 冨士・中森・大聖・廣池 | 山本 | |||||
| 25 | 横山 | 上田 | 井上 | ||||
| 26 | 大谷 | 宮﨑 | 友杉 | 宮崎 | 山口 | 藤原 | |
| 27 | 森 | 池田 | 安田・立松 | 和田 | |||
| 28 | 種市 | 高野・鈴木 | 佐藤 | 茶谷 | 小川 | ||
| 29 | 廣畑・八木・河村 | 植田 | 愛斗 | 髙部 | |||
| 30 | 小野・ジャクソン | カスティーヨ・小島 | |||||
| 31 | ロング | 山﨑 | |||||
| 32 | 澤田 | 坂本 | 田村 | ||||
| 33 | ルケーシー | 藤岡 | 石川慎吾 | ||||
| 34 | |||||||
| 35〜 | 石川柊太・西野・益田 | ソト | 岡 | ポランコ | |||
| 人数 | 23 | 11 | 6 | 5 | 7 | 7 | 4 |
ロッテは、内野の右打ちが5人しかいない。しかも1軍で出場したのは遊撃の友杉篤輝(26歳)、一塁の池田来翔、ソト(35歳以上)らに限られる。遊撃の友杉はOPS.544、二塁の小川龍成(左打)はOPS.602と、二遊間の打撃は物足りない。中村奨吾が退団し、内野の右打ちはさらに手薄になった。三塁は21歳の寺地隆成が100試合に出場し、経験を積んだ。
一方で、外野は西川史礁(23歳、OPS.744)、山口航輝(26歳、38本塁打)、藤原恭大(26歳)と若い主力がそろう。捕手も佐藤都志也(28歳)が18本塁打と打撃でもチームを支えた。
投手陣は、先発の防御率が全体的に高い。ジャクソンが防御率3.46、小島和哉が3.53、田中晴也が3.91、廣池康志郎が4.32、毛利海大が5.27。種市篤暉は今季2試合の登板にとどまった。救援は横山陸人が35セーブ、鈴木昭汰が最優秀中継ぎと安定していた。
ドラフト戦略:二遊間を守れる右打ちの内野手が最優先。先発投手の補強も欠かせない。
投手では、最速154キロの宮原廉(近畿大)、最速156キロの吉川凌平(千葉商科大)ら大学生の本格派右腕が先発の候補になる。外野に若い主力がそろっている分、上位から内野手と投手の補強に集中できる。
まとめ
12球団の戦力表を並べると、各球団の補強ポイントはかなりはっきりしている。
- 左腕が必要な球団:DeNA、オリックス、楽天(いずれも左投手7人)、日本ハム(左の先発が高齢)
- 二遊間を補強したい球団:阪神(遊撃)、広島(二遊間)、ロッテ(右打ちの二遊間)、西武・ソフトバンク(遊撃の後継)
- 長打力のある野手が必要な球団:巨人、ヤクルト、中日、西武
- 右打ちの外野手が手薄な球団:ソフトバンク(1人)、DeNA・オリックス・楽天(3人)
- 捕手を補強したい球団:DeNA(4人)、巨人(20代前半が不在)、楽天(打てる捕手不在)
今年のドラフト候補には、大学生の左腕や本格派右腕が多くそろう。左腕を求める球団が多いだけに、大学生左腕の指名は1位から競合が起こる可能性もある。一方で、即戦力の遊撃手や右打ちの長距離打者は候補が限られるため、上位での奪い合いになりそうだ。10月22日、各球団がどの穴を最優先で埋めにいくのか。指名の意図に注目しながら、ドラフト会議を見守りたい。
あわせて読みたい
- 2026ドラフト候補|菰田陽生(山梨学院高)二刀流の評価
- 2026ドラフト候補|末吉良丞(沖縄尚学高)の特徴と評価
- 2026ドラフト候補|藤澤涼介(東京ガス)の打球速度と評価
- 2026ドラフト候補|角田楓斗(富士大)の直球と評価
- 2026ドラフト候補|前田侑大(高岡第一高)の球速と評価
出典
・NPB.jp 球団別選手一覧・個人成績(2026年)
・FAカウンター プロ野球戦力外通告2026一覧
・ベースボールチャンネル 戦力外通告・現役引退・自由契約・退団選手一覧