2026年のセ・リーグ クライマックスシリーズ ファイナルステージ第2戦が10月15日、甲子園球場で行われ、DeNAが阪神に1-0で勝った。0-0の8回2死から牧秀悟が阪神の先発・髙橋遥人から左中間へ決勝のソロ本塁打。投手陣は先発の尾形崇斗から7人の継投で、2試合連続の完封勝ちを収めた。
DeNAはアドバンテージ1勝を含めた対戦成績を2勝1敗とし、初めて阪神に勝ち越した。ファーストステージからのポストシーズン連勝は4に伸びている。一方の阪神は、三冠王の佐藤輝明がコンディション不良でベンチを外れ、打線はわずか2安打。2試合で1点も奪えていない。この記事では、第2戦のスコアと両チームの個人成績を表で振り返り、活躍した選手と第3戦以降の課題をまとめる。
試合結果とシリーズの状況
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 5 | 0 |
| 阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 |
- 勝利投手:馬場(1勝0敗)
- 敗戦投手:髙橋(0勝1敗)
- セーブ:レイノルズ(2セーブ)
- 本塁打:牧1号(8回ソロ、髙橋)
- 試合時間:2時間55分、入場者:42,643人
ファイナルステージは6試合制で、先に4勝したチームが日本シリーズに進む。DeNAは2勝1敗となり、残り4試合で2勝すれば日本シリーズ進出が決まる。阪神は残り4試合で3勝が必要になった。
試合経過
序盤は両先発が好投
阪神は初回、中野拓夢の投手強襲の内野安打と森下翔太の四球で1死一、二塁としたが、大山悠輔が左飛、髙寺望夢が空振り三振。2回は先頭の木浪聖也が四球と二盗、伏見寅威の犠打で1死三塁としたが、元山が空振り三振、髙橋が一ゴロに倒れた。
DeNAの先発・尾形は、この2度のピンチをしのぐと、3回と4回は三者凡退。4回を1安打無失点、4奪三振に抑えた。
5回、DeNAが満塁を逃す
DeNAは5回、宮﨑敏郎、松尾汐恩の連打と蝦名達夫の左前打で1死満塁の好機を作った。ここで尾形に代打・筒香嘉智を送ったが空振り三振。続く度会隆輝も投ゴロに倒れ、先制のチャンスを逃した。
髙橋はこのピンチを切り抜けると、6回以降も得点を許さない。7回も先頭の宮﨑が右飛失策で二塁に進んだが、後続を断った。
7回、馬場が代打・立石を三振
DeNAは5回から吉野、ルイーズとつないで無失点。7回は3番手の岩田将貴が大山に死球、伏見に四球を与えて2死一、二塁のピンチを招いたが、5番手の馬場が代打の立石を空振り三振に仕留めた。
なお阪神は、6回に二ゴロで一塁を駆け抜けた森下が右脚を気にするしぐさを見せ、7回の守備から退いている。
8回2死、牧が均衡を破る
0-0のまま迎えた8回、2死走者なしで打席に立った牧が、髙橋の甘く入った変化球をとらえて左中間スタンド最前列へ運んだ。牧にとってはファーストステージを含めて今CS3本目の本塁打だ。
その裏を浜地真澄が三者凡退に抑え、9回はレイノルズが登板。1死から大山の四球と髙寺の投手への内野安打で一、二塁とされ、重盗で二、三塁まで攻め込まれたが、木浪を空振り三振、伏見を二ゴロに打ち取って逃げ切った。
打撃成績
DeNA
| 打順 | 守備 | 選手 | 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 打席結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | (左) | 度会 | 4 | 0 | 0 | 0 | 投ゴロ・遊ゴロ・投ゴロ・一ゴロ |
| 2 | (二) | 牧 | 4 | 1 | 2 | 1 | 左前安・左飛・右飛・左中本① |
| 3 | (一) | 佐野 | 3 | 0 | 0 | 0 | 三振・四球・二ゴロ・三振 |
| 4 | (右) | エンカーナシオン | 4 | 0 | 0 | 0 | 右飛・遊併打・遊ゴロ・三振 |
| 中 | 神里 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 5 | (三) | 宮﨑 | 4 | 0 | 1 | 0 | 三ゴロ・左前安・右飛失・二ゴロ |
| 投 | レイノルズ | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 6 | (捕) | 松尾 | 4 | 0 | 1 | 0 | 投ゴロ・左前安・二飛・遊ゴロ |
| 7 | (遊) | 成瀬 | 3 | 0 | 0 | 0 | 三振・投ゴロ・三振 |
| 8 | (中)右 | 蝦名 | 3 | 0 | 1 | 0 | 右飛・左前安・右飛 |
| 9 | (投) | 尾形 | 1 | 0 | 0 | 0 | 三振 |
| 打 | 筒香 | 1 | 0 | 0 | 0 | 三振 | |
| 投 | 吉野 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 投 | ルイーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 投 | 岩田 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 投 | 馬場 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 打 | 勝又 | 1 | 0 | 0 | 0 | 二ゴロ | |
| 投 | 浜地 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 三 | 柴田 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 計 | 32 | 1 | 5 | 1 |
阪神
| 打順 | 守備 | 選手 | 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 打席結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | (中) | 近本 | 4 | 0 | 0 | 0 | 投ゴロ・中飛・三ゴロ・遊飛 |
| 2 | (二) | 中野 | 4 | 0 | 1 | 0 | 投安・遊ゴロ・遊飛・一ゴロ |
| 3 | (右) | 森下 | 2 | 0 | 0 | 0 | 四球・中飛・二ゴロ |
| 左 | 前川 | 1 | 0 | 0 | 0 | 三振 | |
| 4 | (一) | 大山 | 2 | 0 | 0 | 0 | 左飛・一邪飛・死球・四球 |
| 走 | 植田 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 5 | (左)右 | 髙寺 | 3 | 0 | 1 | 0 | 三振・三振・投犠打・投安 |
| 6 | (三) | 木浪 | 3 | 0 | 0 | 0 | 四球・三振・三振・三振 |
| 7 | (捕) | 伏見 | 2 | 0 | 0 | 0 | 一犠打・三振・四球・二ゴロ |
| 8 | (遊) | 元山 | 2 | 0 | 0 | 0 | 三振・右邪飛 |
| 打 | 立石 | 1 | 0 | 0 | 0 | 三振 | |
| 遊 | 小幡 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 9 | (投) | 髙橋 | 2 | 0 | 0 | 0 | 一ゴロ・三振 |
| 打 | 福島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 三振 | |
| 投 | 工藤 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 計 | 27 | 0 | 2 | 0 |
投手成績
DeNA
| 投手 | 結果 | 投球回 | 球数 | 打者 | 安打 | 本塁打 | 四死球 | 三振 | 失点 | 自責 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 尾形 | 4 | 60 | 15 | 1 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | |
| 吉野 | H | 1 | 10 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
| ルイーズ | H | 1 | 11 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 岩田 | H | 2/3 | 19 | 4 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 |
| 馬場 | 勝 | 1/3 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
| 浜地 | H | 1 | 15 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
| レイノルズ | S | 1 | 25 | 5 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 |
阪神
| 投手 | 結果 | 投球回 | 球数 | 打者 | 安打 | 本塁打 | 四死球 | 三振 | 失点 | 自責 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 髙橋 | 敗 | 8 | 108 | 30 | 5 | 1 | 1 | 6 | 1 | 1 |
| 工藤 | 1 | 7 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
今日活躍した選手
牧秀悟(DeNA)―8回2死から決勝ソロ
両チーム無得点の投手戦に決着をつけたのは、牧の一振りだった。初回にも左前打を放っており、4打数2安打。8回2死、カウント1-1からの3球目をとらえた打球は、左中間スタンドの最前列に飛び込んだ。試合後は「もう本当甘い球なかったんで、1球で甘い球を仕留めるっていう準備をした中で、いい結果になってよかった」と振り返り、打球については「レフトがこっち向いてたんでアウトかなと思ったんですけど、ひと伸びしてくれてよかった」と話した。
尾形崇斗と6人の救援陣(DeNA)―2試合連続完封
先発の尾形は4回1安打無失点。初回と2回にピンチを迎えたが、いずれも無失点で切り抜けて試合を作った。5回からは吉野、ルイーズ、岩田、馬場、浜地、レイノルズとつなぎ、阪神打線を2安打に封じた。7回2死一、二塁で代打・立石を三振に仕留めた馬場が勝利投手になり、レイノルズはファーストステージから4試合連続のセーブ。DeNA投手陣は2試合連続で阪神を無得点に抑えている。
髙橋遥人(阪神)―8回1失点の力投も報われず
今季16勝で最多勝に輝いた髙橋は、8回を5安打1失点、6奪三振と好投した。5回の1死満塁も代打・筒香と度会を打ち取ってしのいだが、8回2死から牧に浴びた1球に泣いた。打線の援護がないまま、黒星がついた。
第3戦以降の課題
阪神:2試合で無得点の打線
阪神は2試合連続の完封負けで、18イニング無得点となった。この日の2安打は、初回の中野と9回の髙寺の、いずれも投手への内野安打だけ。外野に抜ける安打は1本もなかった。
1番の近本光司は2試合で8打数無安打、2番の中野も9打数1安打と、上位打線が出塁できていない。そこに佐藤輝明のベンチ外、森下の途中交代が重なった。シーズン39本塁打の佐藤と35本塁打の森下という主軸2人の状態が、第3戦以降の戦い方を大きく左右する。残り4試合で3勝が必要なだけに、まずは1点を取る形を作れるかが問われる。
DeNA:5回の満塁機と、つながらない打線
DeNAも2試合で奪った得点は3点。この日も5安打で1点に終わり、5回1死満塁の好機を逃した。1番の度会は2試合で8打数無安打、先発に復帰して4番に入ったエンカーナシオンも4打数無安打で併殺打を1つ記録している。投手陣が阪神打線を抑え込んでいるうちに、打線が援護点を増やせるかが課題だ。
第3戦はDeNAがルーキーの片山を先発に立てる。あと2勝に迫ったDeNAが一気に突破へ近づくか、阪神が反撃のきっかけをつかむか。大きな分岐点になりそうだ。
まとめ
- DeNAが1-0で勝ち、アドバンテージを含めて2勝1敗と阪神に勝ち越し
- 牧が8回2死から決勝ソロ、今CS3本目の本塁打
- 尾形が4回無失点、7投手の継投で2試合連続完封
- 阪神は佐藤輝明がベンチ外、森下も途中交代。2安打で2試合連続無得点
- DeNAはあと2勝、阪神は残り4試合で3勝が必要
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出典
・NPB.jp 2026年10月15日 阪神vsDeNA 投打成績
・NPB.jp 2026年10月15日 阪神vsDeNA 試合経過
・DeNA・牧秀悟、阪神・高橋からの先制決勝弾に【セCSファイナル・ヒーローインタビュー】|中日スポーツ
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