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【巨人】浅野翔吾が自由契約、育成契約へ|高松商で甲子園3発の22年ドラ1、高校時代からの経歴とプロ4年間の年度別成績

巨人は10月25日、浅野翔吾外野手(21)を自由契約とすることを本人に通知したと発表した。2022年のドラフト1位で高松商から入団した外野手で、今季は8月に右膝の手術を受け、リハビリを続けている。報道によると、巨人は浅野を含む自由契約の6選手に育成契約を打診するとみられ、来季は育成選手として再出発する見通しだ。この記事では、甲子園を沸かせた高校時代からプロ4年間の歩みを、年度別成績とともに振り返る。

巨人が浅野翔吾ら6選手を自由契約に

巨人は25日、湯浅大内野手(26)に来季の契約を結ばないことを通知し、浅野、北浦竜次投手(26)、宇都宮葵星内野手(22)、三塚琉生外野手(22)、知念大成外野手(26)、鈴木大和外野手(27)の6選手を自由契約とすることを通知したと発表した。自由契約の6選手には、育成選手契約を打診するとみられている。

浅野は今季、8月4日のファーム・リーグDeNA戦(ジャイアンツタウン)で本塁打を放った際、本塁へ生還する途中で右膝を負傷した。半月板断裂と診断され、8月27日に右膝内側半月板縫合術を受けた。競技復帰までは一般的に4~6か月を要するとされ、完治までは約半年の見込みだ。10月にはキャッチボールやティー打撃を再開している。

浅野翔吾のプロフィール

浅野は2004年11月24日生まれ、香川県高松市出身の外野手だ。身長172センチ、体重89キロ(NPB公式)、右投げ右打ち。中学時代の2019年にはU-15日本代表に選ばれ、BFA U15アジア選手権の優勝に貢献した。

高校時代:高松商で甲子園3本塁打、高校通算68本

高松商では1年夏からベンチに入り、主将として迎えた3年夏に大きく注目を集めた。2022年7月の香川大会決勝・英明戦では、4回に3ランを放って高校通算64本塁打とし、PL学園時代の清原和博に並んだ。試合前に「きょうは全打席出塁します」と宣言し、3打数3安打2四球と全打席で出塁して、チームを3大会連続の甲子園に導いた。

夏の甲子園では、初戦の佐久長聖戦で2打席連続本塁打を放ち、高校通算を66本に伸ばした。阪神のスカウトは「右打者で反対方向に本塁打を打てる高校生はなかなかいない。しかも浜風で」と評価している。準々決勝の近江戦では、山田陽翔投手から本塁打を放ち、浅野自身が「この夏一番の打席」に挙げた。甲子園では計3本塁打を記録し、高松商を52年ぶりのベスト8に導いた。高校通算本塁打は68本。夏の甲子園の後には、U-18日本代表にも選ばれている。

2022年ドラフト:巨人と阪神が1位で競合

巨人は2022年9月、12球団で最も早く浅野の1位指名を公表した。10月20日のドラフト会議では阪神も1位で入札し、抽選の結果、巨人が交渉権を獲得した。指名あいさつに訪れた大塚淳弘球団副代表は、夏の甲子園でのバックスクリーンへの本塁打を見て、「『即戦力じゃなくて、将来性を買いたい』と」方針を転換したと明かしている。浅野は「けがをしない体づくりをしっかりして年間140試合を戦い抜ける選手になりたい」と抱負を語っていた。

プロ入り後の経歴

2023年(1年目):高卒1年目でプロ初本塁打

高卒1年目の2023年は、ファームで77試合に出場して打率.262、7本塁打を記録した。一軍でも24試合に出場し、8月13日の広島戦(マツダスタジアム)でプロ初本塁打を放った。

2024年(2年目):満塁弾でリーグ優勝に貢献

2年目の2024年は、夏場以降に右翼のレギュラーをつかみ、一軍で40試合に出場して打率.240、3本塁打、18打点を記録した。8月14日の阪神戦(東京ドーム)では、10代の選手として球団2人目となる満塁本塁打を放ち、チームのリーグ優勝に貢献した。

2025年(3年目):不振と死球による骨折

3年目の2025年は打撃不振に苦しみ、ドラフト1位入団の選手としては異例の3軍降格も経験したと報じられている。その後一軍に昇格したが、6月に死球を受けて右尺骨茎状突起不全骨折と診断され、約2か月半離脱した。一軍では29試合で打率.187、2本塁打、8打点に終わり、ファームでも46試合で打率.205にとどまった。

2026年(4年目):ファームで初の3割も右膝を手術

4年目の今季は、2月の春季キャンプで右ふくらはぎの肉離れを起こして出遅れた。5月下旬に一軍に昇格し、6月20日の中日戦(東京ドーム)では大野雄大から今季1号を放ったが、一軍では9試合で打率.185、1本塁打にとどまった。

一方、ファームでは62試合で打率.322、6本塁打、33打点を記録し、プロ入り後初めてファームで3割を超えた。浅野は「前は10試合ノーヒットとかあったんですけど、3、4試合で終わるようになりました。メンタル面でもよくなったんじゃないかなと思います」と手応えを口にしていた。その矢先の8月4日、ファームで6号ソロを放った打席の走塁中に右膝を負傷し、手術に踏み切った。

浅野翔吾の年度別成績

一軍

年度試合打席打数安打本塁打打点盗塁四球三振打率出塁率長打率OPS
2023年24414010120114.250.268.350.618
2024年40158146353181727.240.282.404.686
2025年29837514281417.187.244.320.564
2026年92827511016.185.214.333.547
通算1023102886472921364.222.264.368.632

ファーム

年度試合打席打数安打本塁打打点盗塁四球三振打率出塁率長打率OPS
2023年772632376272761850.262.327.414.741
2024年742702396183421732.255.321.406.727
2025年46124112232191919.205.266.286.552
2026年622111835963372336.322.398.514.912
通算259868771205231131667137.266.334.416.750

一軍では高卒1年目から4年連続で本塁打を記録しているが、通算は102試合で打率.222、7本塁打にとどまる。最も出場した2024年でも40試合で、レギュラー定着には至らなかった。ファームでは今季、打率.322、OPS.912と過去最高の数字を残しており、打撃の内容は確実に上向いていた。それだけに、右膝の負傷は大きな痛手になった。

来季に向けて:育成から支配下復帰を目指す

自由契約の発表に先立つ取材で、浅野は「自分ももう5年目なので、結果を残さないと危ない。4年間学んだことを全て5年目にかけられれば」と覚悟を語っていた。リハビリ期間については「半年間野球ができないので、その半年間、キャンプだと思ってトレーナーさんと来年に向けてけがをしない体づくり、ウェートトレーニングだったりをやっていきたい」と話している。守備では「外野3つ、どこでも言われたところを守れるように」と、外野の全ポジションに挑む考えだ。

育成契約を結んだ場合、来季は支配下登録への復帰が最初の目標になる。今季の巨人の外野手で規定打席に到達したのは松本だけで、外野の定位置争いは来季も続く。右膝が完治し、今季ファームで見せた打撃を一軍でも発揮できれば、支配下復帰とレギュラー争いへの道は開ける。新たに就任した松井秀喜監督のもとで、22年ドラフト1位がどう巻き返すかに注目したい。

まとめ

浅野翔吾は、高松商で甲子園3本塁打、高校通算68本塁打を記録し、2022年のドラフトで巨人と阪神が1位で競合した外野手だ。プロでは2024年に満塁弾を放ってリーグ優勝に貢献したが、その後は不振と故障が続き、4年目の今季は右膝の手術で戦線を離れた。巨人は自由契約とし、育成契約を打診するとみられる。21歳の浅野にとって、来季は支配下復帰をかけた再出発のシーズンになる。

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出典

・【巨人】湯浅大に戦力外通告 浅野翔吾、北浦竜次、宇都宮葵星ら6人が自由契約で育成契約打診見込み|スポーツ報知
・巨人 浅野翔吾、北浦竜次、鈴木大和ら6選手を自由契約、育成契約打診見込み|スポニチアネックス
・22年ドラ1・浅野翔吾が自由契約…現在は右ひざ手術のリハビリ専念|東スポWEB
・巨人・浅野翔吾が悲壮な覚悟明かす「結果を残さないと危ない。もう5年目なので」|スポーツ報知
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・浅野翔吾 個人年度別成績|NPB.jp 日本野球機構

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