10月22日に行われた2026年のドラフト会議で、ソフトバンクは支配下で9人、育成で15人の計24人を指名した。支配下では12球団で最も遅い9位まで指名を続け、育成も15人と最多だった。1位ではロッテと競合した青山学院大の鈴木泰成を抽選で引き当て、上位3人を大学生投手で固めた。今季は91勝49敗3分でリーグ優勝を果たしている。この記事では、ソフトバンクの指名選手一覧と、事前に分析した補強ポイントとの関係を振り返る。
指名選手一覧
| 順位 | 選手 | 守備 | 経歴 | 区分 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 鈴木泰成 | 投手 | 東海大菅生高-青山学院大 | 大学生 |
| 2位 | 有馬伽久 | 投手 | 愛工大名電高-立命館大 | 大学生 |
| 3位 | 渡辺和大 | 投手 | 高松商高-慶応義塾大 | 大学生 |
| 4位 | 藤森康淳 | 内野手 | 天理高-法政大 | 大学生 |
| 5位 | 猪俣駿太 | 投手 | 明秀日立高-東北福祉大 | 大学生 |
| 6位 | 小坪碧人 | 投手 | 柳川高 | 高校生 |
| 7位 | 中川大雅 | 内野手 | 星城高-至学館大 | 大学生 |
| 8位 | 深見一騎 | 投手 | 国立台湾体育運動大(台湾) | 海外 |
| 9位 | 佐藤幻瑛 | 投手 | 柏木農高-仙台大-ペンシルベニア州立大(米国) | 海外 |
| 育成1位 | 丹羽涼介 | 投手 | 市和歌山高 | 高校生 |
| 育成2位 | 管田彪翔 | 投手 | 敦賀気比高 | 高校生 |
| 育成3位 | 杉本幸基 | 投手 | 大垣日大高-日本大-徳島インディゴソックス-KTウィズ(韓国) | 海外 |
| 育成4位 | 田本聖貴 | 投手 | 岡山理大付高-駒沢大 | 大学生 |
| 育成5位 | 亀田優次郎 | 投手 | 山村学園高 | 高校生 |
| 育成6位 | 木下瑛二 | 投手 | 高川学園高 | 高校生 |
| 育成7位 | 辻村大我 | 外野手 | 龍谷大平安高-東北福祉大 | 大学生 |
| 育成8位 | 村山勇太 | 投手 | 京都外大西高-関西国際大 | 大学生 |
| 育成9位 | 長山武蔵 | 投手 | 日本ウェルネス沖縄高 | 高校生 |
| 育成10位 | 根鈴風大 | 内野手 | フレズノシティカレッジ(米国) | 海外 |
| 育成11位 | 神谷虎之介 | 外野手 | 我孫子二階堂高-千葉スカイセラーズ | 社会人 |
| 育成12位 | 鶴川内陽 | 投手 | 高田商高-大阪商業大 | 大学生 |
| 育成13位 | 松林幸紀 | 投手 | 広陵高-大阪商業大 | 大学生 |
| 育成14位 | 村雲脩吾 | 捕手 | 敦賀気比高 | 高校生 |
| 育成15位 | 平山護 | 捕手 | 東筑高 | 高校生 |
支配下の9人の内訳は、投手7人、内野手2人。経歴別では高校生1人、大学生6人、海外2人だった。育成では15人を指名した。
1位指名の経緯
ソフトバンクは1位入札で、青山学院大の鈴木泰成を指名した。ロッテと競合したが、城島健司CBOが抽選で交渉権を引き当てた。城島CBOは2年連続の抽選成功で、「ぜひ福岡で4連覇に貢献してほしい、15分で会いに行く」と語った。
ソフトバンクの補強ポイントとの照合
当サイトのソフトバンクのドラフト戦略記事では、ドラフト前にソフトバンクの補強ポイントを分析していた。その内容と、実際の指名を照らし合わせる。
1位:将来の主軸を担える野手 → 大学生右腕の鈴木泰成
事前の分析では、前田悠伍、松本晴の若い左腕が台頭した投手陣は補強の優先度が低く、1位は将来の主軸を担える野手を想定していた。実際の1位は、大学日本代表でも結果を残してきた187cmの右腕・鈴木だった。2位では明治神宮大会で10者連続奪三振を記録した立命館大の左腕・有馬伽久、3位では全日本大学野球選手権で最優秀投手賞を受賞した慶応義塾大の左腕・渡辺和大を指名し、上位3人を大学生投手で固めた。
2〜3位:右打ちの外野手 → 支配下では指名なし
主力打者が左打ちに偏り、右打ちの外野手は正木だけという課題に対して、支配下では外野手を1人も指名しなかった。外野手は育成7位の辻村大我(東北福祉大)と、育成11位の神谷虎之介の2人にとどまった。
中位以降:遊撃手と捕手 → 内野手2人、捕手は育成で2人
4位では法政大の内野手・藤森康淳、7位では至学館大の内野手・中川大雅を指名した。遊撃と一塁の併用が続く内野に、大学生を2人加えた。20代前半の定着者がいない捕手は支配下では指名せず、育成14位で敦賀気比高の村雲脩吾、15位で東筑高の平山護と、高校生捕手を2人指名した。8位では台湾の国立台湾体育運動大の深見一騎、9位では米国のペンシルベニア州立大の佐藤幻瑛と、海外の大学に在籍する投手も指名した。
育成指名
育成では15人を指名した。1位は市和歌山高の右腕・丹羽涼介で、3位では韓国のKTウィズに所属する杉本幸基、10位では米国のフレズノシティカレッジに在籍する根鈴風大を指名した。15人のうち10人が投手で、豊富な育成組織を持つソフトバンクらしい大量指名になった。
まとめ
ソフトバンクは鈴木泰成、有馬伽久、渡辺和大と大学生の好投手を上位で獲得し、リーグ優勝を支えた投手陣をさらに強化した。支配下9人・育成15人の計24人は、今回のドラフトで最多だ。一方で、事前に挙げた右打ちの外野手は支配下で指名せず、捕手も育成の高校生2人に託した。数多くの選手の中から、育成組織で野手の主力候補を育てられるかが今後の焦点になる。
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・ソフトバンクのドラフト戦略2026|補強ポイントの分析
・2位・有馬伽久の記事
・3位・渡辺和大の記事
・5位・猪俣駿太の記事
・育成1位・丹羽涼介の記事
出典
・ドラフト会議2026指名選手リアルタイム速報!12球団の全指名結果|高校野球ドットコム
・2026ドラフト会議テキスト速報|スポーツナビ