10月22日に行われた2026年のドラフト会議で、オリックスは支配下で6人、育成で6人を指名した。1位では富士大の右腕・角田楓斗を単独で指名し、支配下6人のうち5人が投手だった。今季は65勝76敗2分の4位で、防御率3.96と本塁打96本はいずれもリーグ最下位だった。この記事では、オリックスの指名選手一覧と、事前に分析した補強ポイントとの関係を振り返る。
指名選手一覧
| 順位 | 選手 | 守備 | 経歴 | 区分 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 角田楓斗 | 投手 | 東奥義塾高-富士大 | 大学生 |
| 2位 | 仲井慎 | 投手 | 下関国際高-駒沢大 | 大学生 |
| 3位 | 春山陽登 | 外野手 | 敦賀気比高-大阪商業大 | 大学生 |
| 4位 | 近藤琉唯斗 | 投手 | 小樽双葉高 | 高校生 |
| 5位 | 野村亮輔 | 投手 | 綾羽高-佛教大 | 大学生 |
| 6位 | 千葉汐凱 | 投手 | 千葉黎明高-明治大-Honda | 社会人 |
| 育成1位 | 黒川凌大 | 投手 | 花咲徳栄高 | 高校生 |
| 育成2位 | 井尻琉斗 | 捕手 | 北海高-仙台大 | 大学生 |
| 育成3位 | 吉田健吾 | 捕手 | 国士舘高-国士舘大-栃木ゴールデンブレーブス | 独立リーグ |
| 育成4位 | 河田ハウエルエバン盛児 | 内野手 | 三田松聖高-上武大 | 大学生 |
| 育成5位 | 若藤季柊 | 外野手 | 岡山理大付高-同朋大 | 大学生 |
| 育成6位 | 菅原大奨 | 外野手 | 利府高-金沢学院大-鮮ど市場 | 社会人 |
支配下の6人の内訳は、投手5人、外野手1人。経歴別では高校生1人、大学生4人、社会人1人だった。育成では6人を指名した。
1位指名の経緯
オリックスは1位入札で、富士大の角田楓斗を指名した。他球団の入札はなく、単独で交渉権を獲得した。角田は東奥義塾高から富士大に進んだ右腕で、最速152キロの直球と高い奪三振力が持ち味だ。
オリックスの補強ポイントとの照合
当サイトのオリックスのドラフト戦略記事では、ドラフト前にオリックスの補強ポイントを分析していた。その内容と、実際の指名を照らし合わせる。
1位:先発を任せられる左腕 → 右腕の角田楓斗
事前の分析では、左の先発が崩れ、宮城も3試合の登板にとどまったことから、1位は先発を任せられる左腕を想定していた。左投手の投球回の割合は12球団で最も低かった。実際の1位は右腕の角田で、左の先発という最大の補強ポイントは1位では埋まらなかった。
2〜3位:一塁・DHの長距離打者 → 3位で右の強打者・春山陽登
3位では大阪商業大の春山陽登を指名した。関西六大学野球連盟で史上初の1試合3本塁打を記録し、大学日本代表にも選ばれた右の強打者だ。20本塁打以上の打者がおらず、一塁と指名打者の併用が続いた打線にとって、狙いに合う指名といえる。2位では駒沢大の投手・仲井慎を指名した。
中位以降:右打ちの外野手と先発の層 → 投手3人
4位では小樽双葉高の近藤琉唯斗、5位では佛教大の野村亮輔、6位ではHondaの千葉汐凱と、中位以降は投手を3人続けた。支配下の投手は1位から合わせて5人になり、リーグ最下位の防御率からの投手陣の再建を数で補う指名になった。右打ちの外野手は、支配下では春山の1人だけだった。
育成指名
育成では6人を指名した。花咲徳栄高の投手・黒川凌大のほか、捕手2人、内野手1人、外野手2人と、育成は野手が中心になった。
まとめ
オリックスは1位の角田楓斗をはじめ、支配下6人のうち5人を投手で固め、リーグ最下位に沈んだ投手陣の再建を最優先にした。3位の春山陽登は、長距離打者不足という課題に合う指名だった。一方で、最大の補強ポイントとしていた左の先発は、1位では獲得できなかった。中川圭太の国内FA権の行使も含め、オフの動きが注目される。
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・オリックスのドラフト戦略2026|補強ポイントの分析
・1位・角田楓斗の記事
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出典
・ドラフト会議2026指名選手リアルタイム速報!12球団の全指名結果|高校野球ドットコム
・2026ドラフト会議テキスト速報|スポーツナビ