10月22日に行われた2026年のドラフト会議で、広島は支配下で6人、育成で3人を指名した。1位では亜細亜大の内野手・山里宝を単独で指名し、支配下6人はすべて大学生と社会人だった。今季は61勝78敗4分の4位で、チーム打率.223と得点431はリーグ最下位だった。この記事では、広島の指名選手一覧と、事前に分析した補強ポイントとの関係を振り返る。
指名選手一覧
| 順位 | 選手 | 守備 | 経歴 | 区分 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 山里宝 | 内野手 | 神戸国際大付高-亜細亜大 | 大学生 |
| 2位 | 西野啓也 | 捕手 | 高知高-立命館大 | 大学生 |
| 3位 | 野原元気 | 投手 | 塔南高-京都産業大 | 大学生 |
| 4位 | 吉川凌平 | 投手 | 習志野高-千葉商科大 | 大学生 |
| 5位 | 光弘帆高 | 内野手 | 履正社高-明治大 | 大学生 |
| 6位 | 森煌誠 | 投手 | 徳島商高-NTT東日本 | 社会人 |
| 育成1位 | 車谷仁 | 内野手 | 福井工大福井高-福井工業大中退-茨城アストロプラネッツ | 独立リーグ |
| 育成2位 | 田代旭 | 捕手 | 花巻東高-筑波大 | 大学生 |
| 育成3位 | 皆吉海翔 | 内野手 | 矢上高-長崎国際大 | 大学生 |
支配下の6人の内訳は、投手3人、捕手1人、内野手2人。経歴別では大学生5人、社会人1人だった。育成では3人を指名した。
1位指名の経緯
広島は1位入札で、亜細亜大の内野手・山里宝を指名した。他球団の入札はなく、単独で交渉権を獲得した。事前には鈴木泰成、渡部海、宮原廉が1位候補として報じられていたが、広島は投手でも捕手でもなく内野手を選んだ。
広島の補強ポイントとの照合
当サイトの広島のドラフト戦略記事では、ドラフト前に広島の補強ポイントを分析していた。その内容と、実際の指名を照らし合わせる。
1位:即戦力の捕手か投手 → 内野手の山里宝
事前の分析では、報道を踏まえて1位は即戦力の捕手か投手、2〜3位で二遊間を補強すると想定していた。実際には、遊撃の先発の大半を担った小園と矢野が戦力外となった二遊間の再編を最優先にし、1位で内野手の山里を指名した。5位でも明治大の内野手・光弘帆高を加えている。二塁の菊池が35歳以上であることも考えると、二遊間の世代交代を一気に進める指名になった。
2〜3位:即戦力の二遊間 → 2位で打てる捕手・西野啓也
2位では、今春の関西学生野球リーグで首位打者に輝き、大学日本代表にも選ばれた立命館大の捕手・西野啓也を指名した。持丸・石原の打撃が課題だった捕手に、打てる捕手を加えた形だ。1位で想定していた捕手を2位で、2位以降で想定していた二遊間を1位で補強し、順番を入れ替えて両方の課題に手を打った。
中位以降:長打力のある外野手と先発候補 → 投手3人
投手は3位で京都産業大の野原元気、4位で千葉商科大の吉川凌平、6位でNTT東日本の森煌誠を指名した。吉川は高校時代の最速139キロから大学で156キロまで伸ばした大型右腕だ。床田の国内FA権取得もあり、先発候補の補強は必要だった。一方で、外野は3ポジションとも定位置が空いていたが、支配下で外野手は指名しなかった。
育成指名
育成では茨城アストロプラネッツの内野手・車谷仁、筑波大の捕手・田代旭、長崎国際大の内野手・皆吉海翔と、野手を3人指名した。
まとめ
広島は1位の山里宝、5位の光弘帆高で二遊間を、2位の西野啓也で捕手を補強し、野手の課題に優先して手を打った。支配下6人はすべて大学生と社会人で、即戦力を重視した指名だった。一方で、定位置が空いている外野には支配下で1人も加えておらず、リーグ最下位の打線の長打力不足は残った課題になる。
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・広島のドラフト戦略2026|補強ポイントの分析
・2位・西野啓也の記事
・4位・吉川凌平の記事
出典
・ドラフト会議2026指名選手リアルタイム速報!12球団の全指名結果|高校野球ドットコム
・2026ドラフト会議テキスト速報|スポーツナビ