2026年のパ・リーグ クライマックスシリーズ ファイナルステージ第1戦が10月14日、みずほPayPayドームで行われ、ソフトバンクが日本ハムに6-4で逆転勝ちした。2点を追う4回に、日本ハムの2つの失策に乗じて一挙5点を奪った。ソフトバンクはアドバンテージの2勝を含めて3勝0敗とし、日本シリーズ進出まであと2勝に迫った。
日本ハムは先発のモイネロから3点を奪い、11安打を放ちながら、守備の乱れから逆転を許した。この記事では、第1戦のスコアと両チームの個人成績を表で振り返り、活躍した選手と第2戦以降の課題をまとめる。
試合結果とシリーズの状況
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本ハム | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 11 | 2 |
| ソフトバンク | 1 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 6 | 8 | 0 |
- 勝利投手:鈴木豪(1勝0敗)
- 敗戦投手:山﨑福也(0勝1敗)
- セーブ:杉山(1セーブ)
- 本塁打:郡司1号(7回ソロ、オスナ)
- 試合時間:3時間14分、入場者:39,894人
ソフトバンクにはリーグ優勝チームとして2勝のアドバンテージがあり、第1戦の勝利で3勝0敗となった。日本ハムはあと2敗で敗退となり、ここからは負けられない戦いが続く。
試合経過
序盤は日本ハムがモイネロを攻略
ソフトバンクは初回、2死から近藤健介が左中間二塁打、栗原陵矢が四球で一、二塁とし、牧原大成の中前適時打で先制した。
日本ハムは2回、レイエスと柴田獅子の連打、水野達稀の左前打で1死満塁とし、山縣秀の遊ゴロの間に同点に追いついた。3回には郡司裕也、野村佑希の連打と万波中正の四球で無死満塁。柴田の右犠飛で勝ち越し、さらに2死満塁から水野が押し出し四球を選んで3-1とした。モイネロはこの回途中、2回2/3、70球で降板した。
4回、2失策が絡んでソフトバンクが5点
試合が動いたのは4回裏だった。ソフトバンクは栗原の右前打、牧原大の死球、山本祐大の犠打、山川穂高の四球で1死満塁とする。ここで柳町達の一ゴロを、一塁の柴田が本塁へ悪送球し、1点差に迫った。
日本ハムはここで先発の山﨑福也から新人の大川に継投したが、庄子雄大に右前へ同点打を打たれる。続く正木智也の左飛を左翼の郡司が落球し、勝ち越しを許した。さらに周東佑京の左犠飛、近藤の左中間適時二塁打で、この回だけで5点。6-3と試合をひっくり返した。
日本ハムは郡司の本塁打で追い上げるも及ばず
日本ハムは4番手の細野晴希が5回から8回までの4イニングを無失点に抑え、反撃を待った。7回には郡司がオスナから左越えソロ本塁打を放って2点差とし、さらに万波とレイエスの連打で2死一、三塁と攻めた。しかし柴田が右飛に倒れ、追い上げは1点止まり。8回は松本裕樹、9回は杉山一樹に抑えられた。
打撃成績
日本ハム
| 打順 | 守備 | 選手 | 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 打席結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | (三)二 | 山縣 | 5 | 0 | 1 | 1 | 左前安・遊ゴロ①・遊ゴロ・三振・三振 |
| 2 | (二) | 奈良間 | 2 | 0 | 0 | 0 | 投犠打・三振・三ゴロ |
| 打中 | 西川 | 1 | 0 | 0 | 0 | 三振 | |
| 打 | 清宮幸 | 1 | 0 | 0 | 0 | 一ゴロ | |
| 3 | (左) | 郡司 | 5 | 2 | 2 | 1 | 二ゴロ・左前安・左飛・左越本①・二ゴロ |
| 4 | (中)三 | 野村 | 4 | 1 | 2 | 0 | 死球・中前安・中飛・中飛・中前安 |
| 5 | (右) | 万波 | 4 | 0 | 2 | 0 | 中飛・四球・左前安・中前安・三振 |
| 6 | (指) | レイエス | 4 | 1 | 2 | 0 | 中前安・三振・遊併打・右前安 |
| 走指 | 矢澤 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 7 | (一) | 柴田 | 3 | 0 | 1 | 1 | 中前安・右犠飛①・三振・右飛 |
| 8 | (捕) | 進藤 | 2 | 0 | 0 | 0 | 三振・四球・右飛 |
| 打捕 | 田宮 | 1 | 0 | 0 | 0 | 二ゴロ | |
| 9 | (遊) | 水野 | 3 | 0 | 1 | 1 | 左前安・四球①・二ゴロ・中飛 |
| 計 | 35 | 4 | 11 | 4 |
ソフトバンク
| 打順 | 守備 | 選手 | 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 打席結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | (一) | 正木 | 3 | 0 | 1 | 1 | 三振・右飛・左犠失①・中前安 |
| 2 | (中) | 周東 | 3 | 0 | 1 | 1 | 左飛・左前安・左犠飛①・三邪飛 |
| 3 | (左) | 近藤 | 4 | 1 | 2 | 1 | 左中2・中飛・左中2①・遊併打 |
| 4 | (三) | 栗原 | 3 | 1 | 1 | 0 | 四球・右前安・二ゴロ・三振 |
| 5 | (二) | 牧原大 | 2 | 1 | 1 | 1 | 中前安①・死球・四球・左飛 |
| 6 | (捕) | 山本祐 | 3 | 0 | 0 | 0 | 中飛・投犠打・一邪飛・三振 |
| 7 | (指) | 山川 | 3 | 1 | 0 | 0 | 三振・四球・三振・遊ゴロ |
| 8 | (右) | 柳町 | 4 | 1 | 1 | 0 | 投ゴロ・一ゴ失・中前安・左飛 |
| 右 | 谷川原 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 9 | (遊) | 庄子 | 4 | 1 | 1 | 1 | 左飛・右前安①・三振・右飛 |
| 計 | 29 | 6 | 8 | 5 |
投手成績
日本ハム
| 投手 | 結果 | 投球回 | 球数 | 打者 | 安打 | 本塁打 | 四死球 | 三振 | 失点 | 自責 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 山﨑福也 | 敗 | 3回1/3 | 73 | 17 | 4 | 0 | 3 | 2 | 5 | 2 |
| 大川 | 1/3 | 7 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | |
| 島本 | 1/3 | 11 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
| 細野 | 4 | 62 | 14 | 2 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 |
ソフトバンク
| 投手 | 結果 | 投球回 | 球数 | 打者 | 安打 | 本塁打 | 四死球 | 三振 | 失点 | 自責 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| モイネロ | 2回2/3 | 70 | 18 | 6 | 0 | 4 | 3 | 3 | 3 | |
| 鈴木豪 | 勝 | 1回1/3 | 13 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 津森 | H | 1 | 12 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
| ヘルナンデス | H | 1 | 13 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
| オスナ | H | 1 | 17 | 6 | 3 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 |
| 松本裕 | H | 1 | 13 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
| 杉山 | S | 1 | 16 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
今日活躍した選手
近藤健介(ソフトバンク)―二塁打2本
3番の近藤は、初回に左中間二塁打で先制点の起点となり、4回には6点目となる左中間適時二塁打を放った。4打数2安打1打点、2本とも長打で、打線の中心として役割を果たした。
庄子雄大・牧原大成(ソフトバンク)―先制打と同点打
9番の庄子は4回1死満塁で右前に同点打を放ち、逆転劇の流れを作った。牧原大は初回に先制の中前適時打を放ち、4回の死球、5回の四球と3度出塁している。
鈴木豪太とソフトバンク救援陣―6回1/3を1失点
モイネロが3回途中で降板した後、2死満塁で登板した鈴木豪が山縣を遊ゴロに打ち取り、4回も3人で抑えた。1回1/3を無失点に抑え、CS初登板で初勝利を挙げた。その後も津森宥紀、ヘルナンデス、オスナ、松本裕、杉山とつなぎ、救援陣は6回1/3を1失点。日本ハムの反撃を郡司のソロ1本にとどめた。
郡司裕也・細野晴希(日本ハム)
日本ハムでは、郡司が7回のソロ本塁打を含む2安打。4回に落球したものの、打撃では結果を残した。投手では細野が4回を2安打無失点、4奪三振と好投し、逆転後のソフトバンク打線を封じた。
第2戦以降の課題
日本ハム:守備の乱れと、あと1本
最大の課題は守備だ。日本ハムのシーズン失策数は両リーグ最多の88。この試合も4回の2失策がそのまま逆転につながった。一塁の柴田は9月から一塁守備を始めたばかりで、左翼の郡司もシーズンの左翼でのスタメンは17試合にとどまる。打力を優先した布陣が裏目に出た形だ。新庄剛志監督は柴田について「打つ方に期待して出したんですから」と話し、郡司の落球については「カットに早く投げたいっていう気持ちが。ちょっと慌てた」と振り返った。
打線も11安打で4点と、好機を生かしきれなかった。初回は2死一、三塁、7回は2死一、三塁と、いずれもあと1本が出なかった。シーズンの対ソフトバンク戦は5勝18敗2分、みずほPayPayドームでは1勝10敗と分が悪い。ここから負けられない試合が続くだけに、守備のミスを減らし、少ない好機を確実に得点につなげる必要がある。
ソフトバンク:モイネロの制球と中盤以降の打線
ソフトバンクは勝ったものの、エースのモイネロが2回2/3で3四球1死球と制球に苦しみ、押し出しで失点した。第2戦以降の先発陣が序盤に崩れないことが、短期決戦では重要になる。
打線は4回に5点を奪った後、5回以降は細野の前に2安打に抑えられた。7番の山川は3打数無安打2三振と快音がなかった。日本シリーズ進出まではあと2勝。打線が中盤以降も得点を重ねられるかが、一気に決めるための鍵になる。
まとめ
- ソフトバンクが6-4で逆転勝ちし、アドバンテージを含めて3勝0敗。日本シリーズ進出まであと2勝
- 4回、柴田の悪送球と郡司の落球が絡み、ソフトバンクが一挙5点
- 近藤が二塁打2本、庄子が同点打、鈴木豪がCS初登板初勝利
- 日本ハムは11安打で4点、細野が4回無失点と好投も届かず
- 日本ハムはあと2敗で敗退、守備の立て直しが急務
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出典
・NPB.jp 2026年10月14日 ソフトバンクvs日本ハム 投打成績
・NPB.jp 2026年10月14日 ソフトバンクvs日本ハム 試合経過
・日本ハム黒星発進、アキレス腱の守備に次々ほころび|中日スポーツ
・日本ハム・新庄監督「あーだこーだ言っても仕方ないです」|中日スポーツ
・【ソフトバンク】強い!CSファイナル初戦で逆転勝ち|日刊スポーツ