2026年のパ・リーグ クライマックスシリーズ ファイナルステージが、10月14日(水)にみずほPayPayドームで開幕する。リーグ優勝のソフトバンクに挑むのは、ファーストステージで2位の西武を2勝1敗で破った3位の日本ハムだ。
今年から導入された新ルールにより、2位以下に10ゲーム以上の差をつけて優勝したソフトバンクには2勝のアドバンテージが与えられ、ファイナルステージは7試合制で行われる。この記事では、両チームの対戦成績、主力野手・投手の成績を表で比較したうえで、勝敗を予想する。
ファイナルステージの日程とルール
- 日程:10月14日(水)〜20日(火)、予備日21日
- 会場:全試合みずほPayPayドーム
- 形式:7試合制、先に5勝したチームが日本シリーズに進出
- アドバンテージ:ソフトバンクに2勝(日本ハムとのゲーム差13.0)
- 引き分けを含めて勝利数が並んだ場合は、ソフトバンクが勝ち抜け
ソフトバンクは実際の試合で3勝すれば日本シリーズ進出が決まる。一方の日本ハムは、最大7試合で5勝を挙げなければならない。日本ハムにとっては、3敗する前に5勝する必要があり、極めて厳しい条件だ。
第1戦の予告先発
第1戦の予告先発は、ソフトバンクがリバン・モイネロ、日本ハムが山﨑福也。左腕同士の投げ合いになる。
モイネロは今季7試合に先発し、6勝1敗、防御率0.76。登板数は限られたが、マウンドに上がれば圧倒的な内容だった。日本ハム戦には3度登板し、2勝1敗、防御率1.33と抑え込んでいる。
山﨑は今季17試合(先発10試合)に登板し、5勝1敗、防御率2.67。ただ、ソフトバンク戦の防御率は3.74と、相性は良くない。
チーム成績と直接対決
| 項目 | ソフトバンク | 日本ハム |
|---|---|---|
| 順位 | 1位(91勝49敗3分) | 3位(78勝62敗3分) |
| 直接対決 | 18勝5敗2分 | 5勝18敗2分 |
| 得点 | 707 | 591 |
| 失点 | 452 | 529 |
| チーム打率 | .261 | .248 |
| 本塁打 | 162 | 177 |
| 盗塁 | 77 | 75 |
| チーム防御率 | 2.88 | 3.38 |
レギュラーシーズンの直接対決は、ソフトバンクの18勝5敗2分と一方的な結果だった。日本ハムはオリックス、ロッテ、楽天に勝ち越し、2位の西武とも五分だったが、ソフトバンクにだけは大きく負け越した。
チーム成績でも、ソフトバンクが攻守で上回っている。得点707はリーグ最多で、日本ハムの591を100点以上上回る。チーム打率.261もリーグトップだ。投手陣もチーム防御率2.88、失点452と、リーグ屈指の数字を残した。
日本ハムが上回るのは本塁打だ。177本はリーグ最多で、ソフトバンクの162本を上回る。短期決戦で流れを変えるのは一発であることも多く、日本ハムが勝機を見いだすとすれば長打力になる。
野手の比較
ソフトバンク
| 選手 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 栗原陵矢 | 142 | .271 | 40 | 118 | 0 | .922 |
| 近藤健介 | 139 | .309 | 32 | 108 | 6 | 1.000 |
| 周東佑京 | 127 | .275 | 4 | 39 | 30 | .699 |
| 牧原大成 | 135 | .300 | 5 | 48 | 11 | .727 |
| 柳田悠岐 | 128 | .302 | 19 | 70 | 0 | .827 |
| 正木智也 | 101 | .274 | 28 | 59 | 0 | .888 |
| 柳町達 | 87 | .263 | 2 | 43 | 0 | .715 |
| 庄子雄大 | 108 | .244 | 1 | 26 | 22 | .604 |
| 山本祐大 | 55 | .267 | 6 | 41 | 0 | .732 |
| 山川穂高 | 58 | .178 | 11 | 28 | 0 | .675 |
ソフトバンク打線の中心は、本塁打王と打点王の2冠に輝いた栗原陵矢(40本塁打、118打点)と、OPS1.000をマークした近藤健介(32本塁打、108打点)だ。正木智也も28本塁打、OPS.888と長打力を発揮した。
さらに、打率.300の牧原大成、5年ぶりの打率3割(.302)を記録した柳田悠岐、盗塁王の周東佑京(30盗塁)と、打線に穴が少ない。上位から下位まで、出塁と長打、機動力をバランスよく組み合わせられるのが強みだ。
日本ハム
| 選手 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|
| レイエス | 128 | .313 | 32 | 82 | 0 | .946 |
| 水野達稀 | 132 | .289 | 11 | 58 | 16 | .783 |
| 清宮幸太郎 | 135 | .237 | 23 | 65 | 2 | .758 |
| 万波中正 | 119 | .257 | 21 | 55 | 0 | .772 |
| 野村佑希 | 118 | .257 | 17 | 61 | 4 | .717 |
| 郡司裕也 | 110 | .251 | 7 | 28 | 0 | .718 |
| 田宮裕涼 | 94 | .266 | 7 | 30 | 4 | .695 |
| 奈良間大己 | 116 | .249 | 5 | 24 | 7 | .672 |
| 水谷瞬 | 62 | .239 | 6 | 23 | 2 | .664 |
| カストロ | 71 | .215 | 8 | 24 | 4 | .644 |
日本ハム打線の中心は、首位打者のレイエス(打率.313、32本塁打)だ。清宮幸太郎(23本塁打)、万波中正(21本塁打)、野村佑希(17本塁打)と長打を打てる打者がそろい、チーム本塁打はリーグ最多の177本に達した。遊撃の水野達稀も打率.289、OPS.783と、打撃で存在感を示した。
ただ、ファーストステージでは3試合で7得点と、打線は本来の力を発揮しきれなかった。レイエスは9月15日を最後にレギュラーシーズンの出場がなく、ファーストステージでは11打数2安打に終わった。主砲の状態が、ファイナルステージの行方を大きく左右する。
投手の比較
ソフトバンク
| 選手 | 登板 | 勝 | 敗 | S | H | 投球回 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| モイネロ | 7 | 6 | 1 | 0 | 0 | 47.1 | 0.76 |
| 大津亮介 | 22 | 12 | 5 | 0 | 0 | 144.1 | 2.68 |
| 上沢直之 | 22 | 10 | 4 | 0 | 0 | 135.1 | 2.39 |
| 松本晴 | 22 | 12 | 3 | 0 | 0 | 125.1 | 2.66 |
| 前田悠伍 | 19 | 12 | 1 | 0 | 0 | 111.2 | 2.10 |
| 上茶谷大河 | 36 | 8 | 3 | 1 | 10 | 91 | 3.26 |
| 杉山一樹 | 55 | 1 | 2 | 35 | 2 | 53 | 3.23 |
| 松本裕樹 | 58 | 4 | 5 | 4 | 32 | 56.2 | 2.22 |
| 津森宥紀 | 51 | 2 | 0 | 1 | 20 | 48 | 1.50 |
| ヘルナンデス | 45 | 1 | 2 | 0 | 18 | 42.2 | 1.48 |
| オスナ | 46 | 2 | 2 | 0 | 23 | 45.1 | 2.58 |
| 鈴木豪太 | 40 | 4 | 1 | 0 | 5 | 46.2 | 1.74 |
ソフトバンクの先発陣は12球団屈指の層の厚さを誇る。大津亮介と松本晴、前田悠伍がそれぞれ12勝、上沢直之が10勝、防御率2.39を記録した。21歳の前田悠伍は12勝1敗、防御率2.10と、若き左腕が大きく飛躍した。
救援陣も、最多セーブの杉山一樹(35セーブ)、32ホールドの松本裕樹、防御率1.50の津森宥紀、防御率1.48のヘルナンデスと盤石だ。先発が試合を作れば、終盤は継投で逃げ切れる。
日本ハム
| 選手 | 登板 | 勝 | 敗 | S | H | 投球回 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 伊藤大海 | 26 | 10 | 10 | 0 | 0 | 172.2 | 3.18 |
| 北山亘基 | 24 | 13 | 3 | 0 | 0 | 147.2 | 2.56 |
| 達孝太 | 27 | 5 | 8 | 2 | 5 | 124.2 | 2.96 |
| 加藤貴之 | 20 | 12 | 3 | 0 | 0 | 115 | 2.90 |
| 有原航平 | 17 | 7 | 9 | 0 | 0 | 103.1 | 4.44 |
| 細野晴希 | 12 | 3 | 5 | 0 | 0 | 73.2 | 3.42 |
| 山﨑福也 | 17 | 5 | 1 | 0 | 0 | 60.2 | 2.67 |
| 福島蓮 | 27 | 6 | 4 | 1 | 5 | 80.1 | 3.14 |
| 柳川大晟 | 53 | 4 | 1 | 30 | 5 | 52 | 1.56 |
| 島本浩也 | 46 | 2 | 3 | 2 | 22 | 38 | 2.61 |
| 堀瑞輝 | 43 | 4 | 1 | 1 | 19 | 34.2 | 2.60 |
| 田中正義 | 40 | 1 | 4 | 1 | 18 | 38 | 4.26 |
日本ハムの先発陣も充実している。北山亘基は13勝3敗、防御率2.56で最多勝を獲得し、加藤貴之も12勝を挙げた。エースの伊藤大海は26試合で172回2/3を投げてチームを支え、ファーストステージ第3戦でも勝利投手となった。22歳の達孝太はファーストステージ第2戦で6回無失点と好投している。
救援では、柳川大晟が30セーブ、防御率1.56と抑えとして定着した。ファーストステージでも2セーブを挙げている。島本浩也、堀瑞輝の左腕も、勝ちパターンを支える。
対戦相手別の個人成績
レギュラーシーズンで、両チームの主力が相手チームに対してどのような成績を残したのかを見ていく。直接対決18勝5敗という差が、どこから生まれたのかが見えてくる。
ソフトバンク打者の対日本ハム成績
| 選手 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|
| 栗原陵矢 | 116 | .221 | 8 | 20 | .773 |
| 近藤健介 | 118 | .304 | 5 | 25 | 1.034 |
| 周東佑京 | 109 | .313 | 3 | 18 | .827 |
| 牧原大成 | 96 | .417 | 0 | 15 | .946 |
| 柳田悠岐 | 107 | .308 | 5 | 15 | .818 |
| 正木智也 | 90 | .329 | 5 | 14 | 1.001 |
| 柳町達 | 61 | .358 | 0 | 10 | .872 |
| 庄子雄大 | 38 | .265 | 0 | 1 | .589 |
| 山本祐大 | 37 | .258 | 1 | 7 | .679 |
| 山川穂高 | 29 | .318 | 2 | 5 | 1.074 |
ソフトバンク打線は、日本ハム投手陣を幅広い打者で打ち込んだ。牧原大成は対日本ハム打率.417と打ちまくり、近藤健介はOPS1.034、正木智也もOPS1.001と、日本ハム戦で長打力を発揮した。周東佑京(.313)、柳田悠岐(.308)、柳町達(.358)も3割を超えており、上位から下位まで切れ目がない。
栗原陵矢は対日本ハム打率.221と打率こそ低いが、8本塁打、20打点と勝負強さを見せた。打率が低くても長打で得点に絡む主砲と、高打率で出塁する打者が組み合わさっていることが、日本ハムにとっては厄介だ。
日本ハム打者の対ソフトバンク成績
| 選手 | 打席 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|
| レイエス | 109 | .308 | 5 | 11 | .920 |
| 水野達稀 | 101 | .228 | 1 | 8 | .563 |
| 清宮幸太郎 | 91 | .288 | 5 | 12 | .861 |
| 万波中正 | 75 | .324 | 3 | 7 | .888 |
| 野村佑希 | 76 | .296 | 5 | 15 | .948 |
| 郡司裕也 | 78 | .232 | 1 | 5 | .612 |
| 田宮裕涼 | 54 | .200 | 1 | 4 | .505 |
| 奈良間大己 | 30 | .185 | 1 | 3 | .538 |
| 水谷瞬 | 43 | .200 | 2 | 2 | .606 |
| カストロ | 51 | .196 | 2 | 5 | .561 |
日本ハムの中軸は、ソフトバンク投手陣に対しても力を発揮した。首位打者のレイエスは対ソフトバンク打率.308、5本塁打、OPS.920。野村佑希は5本塁打、15打点、OPS.948、清宮幸太郎も5本塁打、OPS.861、万波中正は打率.324を残した。
一方で、中軸以外の打者が苦しんだ。シーズンOPS.783の水野達稀は、ソフトバンク戦ではOPS.563にとどまった。郡司裕也(.232)、田宮裕涼(.200)、奈良間大己(.185)、カストロ(.196)と、下位打線は軒並み2割前後だった。日本ハムが得点を挙げるには、中軸の前に走者を置けるかが鍵になる。
ソフトバンク投手の対日本ハム成績
| 選手 | 登板 | 勝 | 敗 | S | H | 投球回 | 防御率 | 被打率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| モイネロ | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 | 20.1 | 1.33 | .155 |
| 大津亮介 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 12 | 4.50 | .250 |
| 上沢直之 | 7 | 3 | 0 | 0 | 0 | 45 | 2.20 | .244 |
| 松本晴 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 18.2 | 4.34 | .324 |
| 前田悠伍 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 15 | 4.20 | .262 |
| 上茶谷大河 | 8 | 2 | 0 | 0 | 4 | 17 | 2.65 | .203 |
| 杉山一樹 | 13 | 0 | 0 | 8 | 0 | 13 | 2.77 | .245 |
| 松本裕樹 | 13 | 4 | 0 | 0 | 6 | 13 | 0.00 | .119 |
| 津森宥紀 | 10 | 1 | 0 | 0 | 6 | 9 | 0.00 | .176 |
| ヘルナンデス | 11 | 0 | 1 | 0 | 5 | 10.1 | 1.74 | .263 |
| オスナ | 9 | 0 | 1 | 0 | 3 | 8.1 | 8.64 | .281 |
| 鈴木豪太 | 6 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 3.00 | .261 |
第1戦に先発するモイネロは、対日本ハム3試合で2勝1敗、防御率1.33、被打率.155と圧倒した。上沢直之も7試合で3勝0敗、防御率2.20と好相性だ。
救援陣はさらに強力で、松本裕樹は13試合、津森宥紀は10試合に登板していずれも防御率0.00。杉山一樹は日本ハム戦で8セーブを挙げた。終盤にリードを奪えば、日本ハム打線を封じる力がある。
一方で、大津亮介(防御率4.50)、松本晴(4.34)、前田悠伍(4.20)は、日本ハム戦では失点が多かった。松本晴は3勝0敗と結果を残したが、内容では苦しんでいる。日本ハムにとっては、モイネロと上沢以外の先発の日に勝機がある。
日本ハム投手の対ソフトバンク成績
| 選手 | 登板 | 勝 | 敗 | S | H | 投球回 | 防御率 | 被打率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 伊藤大海 | 6 | 1 | 4 | 0 | 0 | 33.1 | 5.94 | .312 |
| 北山亘基 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 13 | 6.92 | .310 |
| 達孝太 | 7 | 0 | 3 | 0 | 2 | 27 | 5.00 | .223 |
| 加藤貴之 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 12 | 3.75 | .319 |
| 有原航平 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 11 | 8.18 | .380 |
| 細野晴希 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 13.1 | 8.10 | .333 |
| 山﨑福也 | 7 | 0 | 1 | 0 | 0 | 21.2 | 3.74 | .263 |
| 福島蓮 | 5 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 | 7.20 | .250 |
| 柳川大晟 | 6 | 0 | 0 | 2 | 2 | 6 | 1.50 | .143 |
| 島本浩也 | 8 | 0 | 2 | 0 | 2 | 5.1 | 6.75 | .261 |
| 堀瑞輝 | 10 | 2 | 0 | 1 | 2 | 7.2 | 0.00 | .080 |
| 田中正義 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3.1 | 16.20 | .500 |
日本ハム投手陣は、ソフトバンク打線に苦しめられた。エースの伊藤大海は対ソフトバンク6試合で1勝4敗、防御率5.94。最多勝の北山亘基も防御率6.92、達孝太は0勝3敗、防御率5.00、有原航平は8.18、細野晴希は8.10と、先発陣の多くが打ち込まれた。
その中で、比較的抑えたのが第1戦に先発する山﨑福也(防御率3.74)と加藤貴之(3.75)の左腕2人だ。救援では堀瑞輝が10試合で防御率0.00、被打率.080と完璧に抑え、抑えの柳川大晟も防御率1.50と安定していた。左腕の先発で試合を作り、堀と柳川につなぐ展開が、日本ハムの勝ちパターンになる。
日本ハムのファーストステージ
日本ハムはファーストステージで、ベルーナドームに乗り込んで西武と対戦した。第1戦は延長10回にカナリオのサヨナラ本塁打を浴びて2-3で敗れたが、第2戦は達孝太が6回を無失点に抑え、柳川がセーブを挙げて1-0で勝利。第3戦は伊藤大海が先発し、万波中正のソロ本塁打などで4-1と快勝した。
投手陣は3試合で4失点と安定していた。ファイナルステージでも、投手陣が接戦に持ち込めるかが鍵になる。
勝敗予想:ソフトバンクが3連勝で突破
予想:ソフトバンクの5勝0敗(アドバンテージ2勝+3連勝)で日本シリーズ進出
ソフトバンクが2勝のアドバンテージを生かし、第1戦から3連勝して、10月16日の第3戦で日本シリーズ進出を決めると予想する。理由は次の3つだ。
1. 直接対決18勝5敗という圧倒的な相性
今季の直接対決で、ソフトバンクは日本ハムに18勝5敗2分と大きく勝ち越した。日本ハムは他の4球団に負け越しておらず、ソフトバンクとの相性の悪さは際立っている。個人成績を見ても、ソフトバンク打線は牧原(.417)、近藤(OPS1.034)、正木(OPS1.001)らが日本ハム投手陣を打ち込み、日本ハムの先発陣は伊藤(防御率5.94)、北山(6.92)と主力が苦戦した。この力関係が、短期決戦で急に覆るとは考えにくい。
2. 第1戦のモイネロで先手を取れる
第1戦のモイネロは今季防御率0.76、日本ハム戦でも防御率1.33。対する山﨑福也はソフトバンク戦の防御率が3.74だ。アドバンテージを持つソフトバンクにとって、第1戦を取れば日本ハムはさらに追い込まれる。初戦の投手力の差は大きい。
3. 先発・救援ともに層の厚さで上回る
ソフトバンクは、モイネロに続いて大津、上沢、松本晴、前田悠伍と、2桁勝利の先発投手が4人控える。日本ハムも北山、加藤、伊藤と好投手がそろうが、ファーストステージで3試合を戦った直後で、先発の順番の組み直しを迫られる。救援陣でも、日本ハム戦で防御率0.00の松本裕樹と津森、8セーブの杉山とそろうソフトバンクが上回る。
日本ハムに勝機があるとすれば、リーグ最多の本塁打を生かした一発攻勢と、ファーストステージで安定していた投手陣が接戦に持ち込む展開だ。ただ、5勝が必要な日本ハムにとって、1試合も落とせない戦いが続く。ソフトバンクが王者の力を見せて、最短の3試合で日本シリーズへの切符をつかむと見る。
まとめ
- パ・リーグCSファイナルは、ソフトバンクに2勝のアドバンテージがある7試合制
- 直接対決はソフトバンクの18勝5敗2分
- 得点、打率、防御率でソフトバンクが上回り、日本ハムは本塁打で上回る
- 第1戦はモイネロ(防御率0.76)と山﨑福也(防御率2.67)の左腕対決
- 対戦成績では、ソフトバンクの牧原・近藤・正木が日本ハム戦で好成績。日本ハムは伊藤・北山ら先発陣がソフトバンク戦で打ち込まれた
- 日本ハムの勝機は、中軸(レイエス・野村・清宮)の長打と、堀・柳川の救援陣
- 予想はソフトバンクの3連勝(アドバンテージを含め5勝0敗)で日本シリーズ進出
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出典
・NPB.jp パ・リーグ チーム勝敗表
・NPB.jp パ・リーグ チーム打撃成績
・NPB.jp パ・リーグ チーム投手成績
・パ・CSファイナル第1戦 予告先発|日テレNEWS NNN
・CSファイナル、14日開幕 新規定でソフトバンクは2勝から|共同通信