2026年のパ・リーグ クライマックスシリーズ ファイナルステージ第2戦が10月15日、みずほPayPayドームで行われ、ソフトバンクが日本ハムに6-2でサヨナラ勝ちした。2-2の9回1死満塁で、栗原陵矢が右中間へサヨナラ満塁本塁打。CSでのサヨナラ満塁本塁打は、2009年の日本ハム・スレッジ以来17年ぶり、史上2本目だ。
ソフトバンクはアドバンテージの2勝を含めて4勝0敗とし、3年連続の日本シリーズ進出へ王手をかけた。日本ハムは初回に2点を先制しながら、2試合連続の逆転負けで後がなくなった。この記事では、第2戦のスコアと両チームの個人成績を表で振り返り、活躍した選手と第3戦以降の課題をまとめる。
試合結果とシリーズの状況
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本ハム | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 |
| ソフトバンク | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4x | 6 | 8 | 0 |
- 勝利投手:杉山(1勝0敗)
- 敗戦投手:福島(0勝1敗)
- 本塁打:栗原1号(9回満塁、福島)
- 試合時間:3時間4分、入場者:39,894人
ソフトバンクは日本シリーズ進出まであと1勝。日本ハムはあと1敗で敗退となり、ここから一つも負けられない。
試合経過
初回、日本ハムが上沢から2点を先制
日本ハムは初回、先頭の矢澤宏太が四球、水野達稀が左前打で無死一、二塁とし、清宮幸太郎の左前適時打で先制した。さらに野村佑希の四球で無死満塁とし、万波中正の三ゴロ併殺打の間に1点を追加。ソフトバンクの先発・上沢直之から2点を奪った。
3回、ソフトバンクが同点に追いつく
日本ハムの先発・北山亘基は、初回に2四球で2死一、二塁のピンチを招いたが、栗原と柳田悠岐を連続三振に仕留めた。
ソフトバンクは3回、先頭の庄子雄大が中越え三塁打で出塁すると、正木智也が左越えの適時二塁打。周東佑京の二ゴロで正木が三塁に進み、近藤健介の右前適時打で2-2の同点に追いついた。
中盤以降は両チームの投手が踏ん張る
上沢は2回以降立ち直った。4回は万波をこの日2つ目の併殺打に打ち取り、6回まで2失点で試合を作った。7回からはオスナ、松本裕樹、杉山一樹が1イニングずつ投げ、日本ハム打線を9人で抑えた。
日本ハムも北山が7回途中まで2失点と粘った。7回2死二、三塁で正木を申告敬遠したところで降板。2番手の上原健太が周東に四球を与えて満塁としたが、近藤を遊ゴロに打ち取った。8回は堀瑞輝が1死一、二塁のピンチを招きながらも無失点で切り抜けた。
9回、栗原がサヨナラ満塁本塁打
2-2で迎えた9回裏、日本ハムは4番手に福島蓮を送った。ソフトバンクは先頭の庄子が遊撃への内野安打で出塁し、正木の二ゴロで二塁へ。周東の中前打で1死一、三塁とすると、日本ハムは近藤を申告敬遠して満塁策を取った。
ここで打席に入った栗原は、それまで3打数無安打。しかし3球目を振り抜くと、打球は右中間のテラス席に飛び込んだ。劇的なサヨナラ満塁本塁打で、ソフトバンクが日本シリーズ進出に王手をかけた。
打撃成績
日本ハム
| 打順 | 守備 | 選手 | 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 打席結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | (中) | 矢澤 | 2 | 1 | 0 | 0 | 四球・二ゴロ・二ゴロ |
| 打 | 柴田 | 1 | 0 | 0 | 0 | 三振 | |
| 中 | 細川 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
| 2 | (遊) | 水野 | 4 | 1 | 1 | 0 | 左前安・中飛・三邪飛・二ゴロ |
| 3 | (一) | 清宮幸 | 3 | 0 | 1 | 1 | 左前安①・二ゴロ・四球・右飛 |
| 4 | (三) | 野村 | 3 | 0 | 1 | 0 | 四球・中前安・遊ゴロ・中飛 |
| 5 | (右) | 万波 | 4 | 0 | 0 | 0 | 三併打・三併打・三振・三ゴロ |
| 6 | (指) | レイエス | 3 | 0 | 0 | 0 | 遊ゴロ・投ゴロ・中飛 |
| 7 | (二) | 山縣 | 3 | 0 | 0 | 0 | 三振・一ゴロ・遊飛 |
| 8 | (捕) | 進藤 | 3 | 0 | 0 | 0 | 三振・遊ゴロ・左飛 |
| 9 | (左) | 西川 | 3 | 0 | 1 | 0 | 三振・遊安・三振 |
| 計 | 29 | 2 | 4 | 1 |
ソフトバンク
| 打順 | 守備 | 選手 | 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 打席結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | (一) | 正木 | 4 | 1 | 2 | 1 | 三振・左越2①・左前安・敬遠四・二ゴロ |
| 2 | (中) | 周東 | 3 | 1 | 1 | 0 | 四球・二ゴロ・二併打・四球・中前安 |
| 3 | (左) | 近藤 | 2 | 0 | 1 | 1 | 四球・右前安①・四球・遊ゴロ・敬遠四 |
| 走 | 谷川原 | 0 | 1 | 0 | 0 | ||
| 4 | (三) | 栗原 | 4 | 1 | 1 | 4 | 三振・中飛・右飛・四球・右中本④ |
| 5 | (指) | 柳田 | 4 | 0 | 0 | 0 | 三振・左飛・中飛・三振 |
| 6 | (二) | 牧原大 | 4 | 0 | 1 | 0 | 中飛・三振・右飛・右前安 |
| 7 | (捕) | 山本祐 | 4 | 0 | 0 | 0 | 三振・遊ゴロ・捕邪飛・右飛 |
| 8 | (右) | 柳町 | 3 | 0 | 0 | 0 | 一ゴロ・三振・四球・三振 |
| 9 | (遊) | 庄子 | 3 | 2 | 2 | 0 | 中越3・三振・三犠打・遊安 |
| 計 | 31 | 6 | 8 | 6 |
投手成績
日本ハム
| 投手 | 結果 | 投球回 | 球数 | 打者 | 安打 | 本塁打 | 四死球 | 三振 | 失点 | 自責 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 北山 | 6回2/3 | 105 | 28 | 4 | 0 | 5 | 7 | 2 | 2 | |
| 上原 | H | 1/3 | 10 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
| 堀 | H | 1 | 22 | 5 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 |
| 福島 | 敗 | 1/3 | 16 | 5 | 3 | 1 | 1 | 0 | 4 | 4 |
ソフトバンク
| 投手 | 結果 | 投球回 | 球数 | 打者 | 安打 | 本塁打 | 四死球 | 三振 | 失点 | 自責 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 上沢 | 6 | 102 | 23 | 4 | 0 | 3 | 4 | 2 | 2 | |
| オスナ | H | 1 | 10 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 松本裕 | H | 1 | 12 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
| 杉山 | 勝 | 1 | 9 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
今日活躍した選手
栗原陵矢(ソフトバンク)―CS史上2本目のサヨナラ満塁本塁打
この日のヒーローは、間違いなく栗原だ。初回の2死一、二塁で空振り三振に倒れるなど、8回までは3打数無安打。それでも9回、前を打つ近藤が申告敬遠で歩かされた直後の打席で、一振りで試合を決めた。CSでのサヨナラ満塁本塁打は、2009年10月21日に日本ハムのスレッジが楽天戦で放って以来、17年ぶり2本目の快挙だ。お立ち台では「気持ちいいですね。ファンの声援がホームランまで持っていってくれました」と笑顔を見せた。
庄子雄大・正木智也(ソフトバンク)―2本の安打が得点の起点に
第1戦で同点打を放った9番の庄子は、この日も3回の中越え三塁打と9回の内野安打で2度出塁し、2得点。どちらも得点の起点になった。1番の正木は3回に同点への口火となる適時二塁打、5回にも左前打を放っている。
上沢直之とソフトバンク救援陣
上沢は初回に2点を失ったが、2回以降は無失点。6回を4安打2失点に抑え、逆転への土台を作った。7回からのオスナ、松本裕、杉山は3イニングを無安打無四球で、日本ハムに反撃の隙を与えなかった。
北山亘基(日本ハム)―7回途中2失点
敗れた日本ハムでは、今季13勝で最多勝と最高勝率の2冠に輝いた北山が、6回2/3を4安打2失点、7奪三振と好投した。5四球(申告敬遠1を含む)と制球に苦しむ場面もあったが、要所で踏ん張った。北山は「初回から援護点をもらえたおかげで、なんとか粘ってゲームをつくることができました」と話した。
第3戦以降の課題
日本ハム:2回以降の打線と、終盤の継投
日本ハムは初回に2点を奪ったものの、2回以降は2安打で無得点に終わった。5番の万波は2つの併殺打を含む4打数無安打。初回の無死満塁で追加点が1点にとどまったことも響いた。
もう一つの課題は終盤の継投だ。北山の後を受けた上原と堀は無失点でつないだが、9回の福島が内野安打と中前打、申告敬遠で1死満塁を招き、栗原に一発を浴びた。第1戦は守備の乱れ、第2戦は終盤の救援で、2試合連続の逆転負け。あと1敗で敗退となるなかで、終盤にリードを保てる投手陣の形を作れるかが問われる。
ソフトバンク:8安打6点も、決め手を欠いた中盤
ソフトバンクは勝ったものの、9回までに得点できたのは3回の2点だけだった。7回の2死満塁、8回の1死一、二塁と好機を作りながら、あと1本が出なかった。5番の柳田、6番の牧原大成、7番の山本祐大、8番の柳町達は合わせて15打数1安打。下位打線のつながりが、日本シリーズ進出を決めるうえでの課題になる。
まとめ
- ソフトバンクが6-2でサヨナラ勝ちし、アドバンテージを含めて4勝0敗。日本シリーズ進出に王手
- 9回1死満塁、栗原が右中間へサヨナラ満塁本塁打。CSでは17年ぶり史上2本目
- 上沢が6回2失点、救援陣は3イニングを無安打
- 日本ハムは初回2点を先制も、北山の好投を生かせず2試合連続の逆転負け
- 日本ハムはあと1敗で敗退
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出典
・NPB.jp 2026年10月15日 ソフトバンクvs日本ハム 投打成績
・NPB.jp 2026年10月15日 ソフトバンクvs日本ハム 試合経過
・ソフトバンクが日本S進出に王手 9回、栗原がサヨナラ満塁弾|中日スポーツ
・日本ハム、2試合連続の逆転負け|中日スポーツ
・ソフトバンク栗原陵矢が17年ぶりCS史上2本目のサヨナラ満塁本塁打|西スポWEB OTTO!
・【ソフトバンク】栗原陵矢の満弾でサヨナラ勝ち CS突破へ王手|日刊スポーツ