今回は宮城県における野球部強豪校をランキングにしてまとめてみました。
宮城高校野球強豪校ランキング
2001年~2019年までの夏の宮城県大会の成績を基準にランキングを作成しました。
このランキングは、優勝:4点、準優勝:2点、ベスト4:1点、ベスト8:0.5点でスコア化したものです。
宮城強豪校ランキングトップ10
ランキングトップ10をまとめた表はこちらです。
No | 高校名 | 優勝 | 準優 | 4強 | 8強 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 仙台育英 | 11 | 2 | 2 | 2 | 51 |
2 | 東北 | 5 | 6 | 3 | 2 | 36 |
3 | 利府 | 1 | 3 | 4 | 0 | 14 |
4 | 古川工 | 1 | 2 | 0 | 0 | 8 |
5 | 柴田 | 0 | 2 | 2 | 2 | 7 |
6 | 東陵 | 0 | 0 | 3 | 5 | 5.5 |
7 | 仙台西 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 |
8 | 仙台三 | 0 | 0 | 4 | 1 | 4.5 |
9 | 気仙沼向洋 | 0 | 1 | 2 | 0 | 4 |
9 | 仙台商 | 0 | 1 | 1 | 2 | 4 |
1位仙台育英
優勝:11回、準優勝:2回、4強:2回、8強:2回
合計値:51
1位は仙台育英。2001年以降の優勝回数は11回でした。
2000年代は東北と優勝を競い合っていましたが、2010年代は優勝7回と完全に一強状態となっています。
2015年に出場した夏の甲子園では1回戦明豊に12-1、2回戦滝川西に7-1、3回戦花巻東に4-3と勝ち進み1994年以来の準々決勝に進出。
準々決勝では秋田商業との東北対決を6-3で破ると、準決勝では当時注目を集めていた1年生清宮を擁する早実と対戦し7-1で完勝し、決勝に進出しました。
決勝では東海大相模と対戦。同点で迎えた最終回に勝ち越しを許し6-10で敗れましたが、1989年以来26年ぶりの準優勝を果たしました。
主な卒業生
鈴木郁洋、金村暁、佐藤由規、松原聖弥、上林誠知
2位東北
優勝:5回、準優勝:6回、4強:3回、8強:2回
合計値:36
2位は東北。2001年以降の優勝回数は5回でした。
2003年は2年生エースダルビッシュを中心とした投手陣が甲子園で大活躍。
1回戦筑陽学園戦ではダルビッシュが2回に負傷降板も3番手真壁が好リリーフで勝利。
2回戦ではダルビッシュが近江を1失点完投、3回戦では平安高校に延長11回を完封し、18年ぶりの準々決勝に進出。
準々決勝では光星学院との東北対決を真壁、ダルビッシュの継投で2-1と接戦を制し1959年以来44年ぶりの準決勝に進出しました。
準決勝では負傷のダルビッシュを温存し、采尾、真壁の継投で江の川に6-1で勝利し初の決勝進出。
決勝ではダルビッシュが登板するも常総打線に攻略され2-4と敗北し準優勝でした。
甲子園準優勝のメンバーが多く揃った2004年も春夏連続で甲子園に出場。
センバツでは準々決勝済美戦4点リードの最終回に逆転サヨナラHRを打たれ敗北。
選手権では3回戦千葉経大付属戦で1点リードの9回2死3塁からエラーで同点に追いつかれると延長10回に勝ち越され敗北。
東北勢初の甲子園優勝が期待されたチームでしたが、あと一歩のところで勝ちきれませんでした。
主な卒業生
葛西稔、佐々木主浩、斎藤隆、嶋重信、雄平、ダルビッシュ有
3位利府
優勝:1回、準優勝:3回、4強:4回、8強:0回
合計値:14
3位は利府。2001年以降の優勝回数1回でした。
2004年夏の県大会では5年ぶりの決勝に進出するも東北高校に2-20と大敗。
2011年も決勝に進出するも古川工業に1-3と惜敗。
決勝での勝利が遠い利府でしたが、2014年に佐沼との決勝を3-2で勝利し夏の甲子園初出場を決めました。
この年選手権では1回戦の佐賀北に4-2で勝利しています。
また、21世紀枠として出場した2009年のセンバツではベスト4に進出と好成績を残しています。
主な卒業生
プロ入り選手なし
4位古川工業
優勝:1回、準優勝:2回、4強:0回、8強:0回
合計値:8
4位は古川工業。2001年以降の優勝回数は1回でした。
2000年代は準々決勝まだ勝ち進んだことがありませんでしたが、2011年は快進撃をみせます。
準々決勝では東北学院との1点差の接戦を制すると、準決勝でこの年センバツに出場した東北を3-1で破り決勝に進出。
決勝では利府との公立校対決を3-1で制し初優勝を決めました。
この年以降では2015年、2018年と決勝に進出しますが、それぞれ仙台育英に敗れています。
主な卒業生
プロ入り選手なし
5位柴田
優勝:0回、準優勝:2回、4強:2回、8強:2回
合計値:7
5位は柴田高校。
優勝はありませんが、2001年以降の19年間でベスト8以上が6回と公立校としては好成績を残しています。
夏の甲子園には出場できていませんが、2021年は前年秋の東北大会で準優勝し、センバツ出場を決めています。
主な卒業生
小坂誠、熊原健人
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